Instagramで流れてくる、シャウエンの青い街並みやサハラ砂漠の幻想的な夕日。
そんな「いつか行きたい憧れの風景」を求めてモロッコ旅行を計画し始めたものの、治安の不安や移動の難しさに足が止まってはいませんか?
結論からお伝えします。
モロッコは、正しい「準備」と「移動のコツ」さえ押さえれば、女性だけでも安全に、そして最高にフォトジェニックに楽しむことができる国です。
この記事では、モロッコ渡航歴15回以上の専門家が、フィルター越しの憧れを一生モノの自信に変えるための「安全・効率・映え」を両立させた完全攻略ロードマップを公開します。
[著者情報]
ハナ(Hana)|モロッコ専門トラベルライター
モロッコ全土を公共交通機関で15回以上旅した経験を持つ渡航アドバイザー。初渡航ではメディナ(旧市街)で迷子になりチップを要求される失敗を経験。その教訓を活かし、現在は女性が「安全に、優雅に」モロッコを楽しむための実務的な予約術や防犯対策を発信中。
「憧れ」だけで行くと危ない?女子旅で知っておくべきモロッコのリアル
モロッコという国は、日本とは全く異なる「距離感」の文化を持っています。
特に観光地では、親切を装った客引きや自称ガイドが声をかけてくることが日常茶飯事です。
これらを「怖い」と感じてしまうと旅の楽しさが半減してしまいますが、「モロッコの日常的なコミュニケーションの一部」だと理解し、適切な対処法を身につければ過度に恐れる必要はありません。
モロッコの治安について、外務省は「レベル1(十分注意)」に設定しています。
これは凶悪犯罪は少ないものの、スリや詐欺などの軽犯罪への警戒が必要であることを意味します。
特に女性一人や女子旅の場合、メディナ(旧市街)の複雑な路地裏での客引きには注意が必要です。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 過剰な客引きには「Non, merci(ノン メルシー)」と笑顔で、しかし足を止めずに言い切りましょう。
なぜなら、この点は多くの日本人が「無視するのは失礼」と考えて立ち止まってしまい、結果的に強引な勧誘に巻き込まれる原因になるからです。モロッコでは、興味がないことをハッキリ伝えるのがマナー。足を止めずに歩き続けることが、最大の防犯対策になります。
迷わない・怖くない!都市間移動を「安全」に攻略する3つの鉄則
モロッコ旅行の満足度を左右するのは、都市間の移動手段の選択です。
モロッコの主要な公共交通機関であるモロッコ国鉄(ONCF)と民営バス(CTM)は、互いに補完し合う関係にあります。
鉄道が通っている主要都市間はONCFを利用し、鉄道が通っていないシャウエンなどの山間部へはCTMを利用するのが、最も安全で効率的なルート設計です。
- 日本から事前予約を済ませる: ONCF(鉄道)の1等車やCTM(バス)のチケットは、公式サイトから日本で予約可能です。当日窓口で交渉するストレスを排除しましょう。
- 「1等車」を迷わず選ぶ: ONCFの1等車は指定席制で、静粛性と安全性が高く、女性一人でも安心して利用できます。
- 流しのタクシーを避ける: 都市内の移動は、宿泊先のリヤド(伝統宿)に送迎を依頼するか、配車アプリを活用して、料金交渉のトラブルを未然に防ぎましょう。

最高の1枚と安心を両立。失敗しない「リヤド選び」と「ルート設計」
モロッコならではの宿泊体験といえば、伝統的な邸宅を改装した「リヤド」です。
リヤドは中庭を中心に美しいタイル装飾が施され、非常にフォトジェニックですが、リヤドの立地は旅の安全性に直結します。
メディナ(旧市街)の奥深くにあるリヤドは、夜間は街灯が少なく、迷路のような路地を通らなければなりません。
女子旅では、「メディナの入り口(門)から徒歩5分以内」または「大通りに面している」リヤドを選ぶことが、防犯上の鉄則です。
📊 比較表
【女子旅向け:リヤド vs 大型ホテルの徹底比較】
| 比較項目 | リヤド(伝統宿) | 大型ホテル(新市街) |
|---|---|---|
| フォトジェニック度 | 非常に高い(タイルや中庭が美しい) | 標準的(近代的な設備) |
| 防犯・安全性 | 立地に依存(入り口付近なら安心) | 高い(セキュリティが強固) |
| 現地体験 | モロッコの伝統文化を肌で感じる | 欧米スタイルの快適な滞在 |
| 女子旅への推奨 | 立地重視で選ぶなら最高 | 安心感を最優先するなら選択肢 |
【女子旅FAQ】生理、トイレ、服装…ガイドブックが書かない「現場の知恵」
最後に、女性がモロッコ現地で直面する切実な疑問にお答えします。
- Q. イスラム圏での服装はどうすべき?
- A. 肩や膝が出る露出の多い服は避けましょう。現地の民族衣装「ジェラバ」を購入して着るのがおすすめです。客引きから「観光客」として舐められにくくなるだけでなく、日差し避けにもなり、何より写真映えします。
- Q. トイレ事情や衛生面は?
- A. 観光地のカフェやホテルは比較的綺麗ですが、トイレットペーパーがない場所も多いです。水に流せるティッシュと除菌ジェルは必須アイテムです。
- Q. 生理用品は現地で買える?
- A. 都市部のスーパー(Carrefourなど)で買えますが、使い慣れた日本製品を持参するのが一番安心です。
まとめ
モロッコは、その複雑さゆえに、準備をした分だけ「自分だけの特別な景色」で応えてくれる国です。
- ONCFとCTMを使い分け、移動の安全を確保する。
- リヤドは「立地」を最優先に選ぶ。
- 「Non, merci」を武器に、毅然と旅を楽しむ。
この3点を守れば、あなたのモロッコ旅行は不安を自信に変える、一生モノの体験になるはずです。
さあ、憧れの青い街や砂漠の星空へ、一歩踏み出してみませんか?
[参考文献リスト]
- 外務省 海外安全ホームページ(モロッコ)
- ONCF (Moroccan National Railways) 公式サイト
- CTM (Compagnie de Transports au Maroc) 公式サイト
- モロッコ政府観光局 公式ガイド
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