【初心者必見】コリドラスの飼い方完全ガイド!人気の種類や「もふもふ」が見れる底砂選びとは?

水槽の底をちょこまかと動き回り、口元のヒゲで砂を掘り返す愛らしい姿。

熱帯魚ショップで、そんな「コリドラス」に一目惚れしたことはありませんか?

 

「水槽のお掃除屋さん」としても有名なコリドラスですが、実は種類が豊富で、コレクション性が高く、奥の深い魅力的な熱帯魚です。

この記事では、これからコリドラスを飼いたい初心者の方に向けて、失敗しない飼育の基本から、パンダやステルバイなどの人気種、そして彼らの魅力を最大限に引き出す「底砂」の選び方まで徹底解説します。

見ているだけで癒やされる、コリドラスとの生活を始めてみませんか?

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1. なぜ人気?コリドラスの3つの魅力

まずは、多くのアクアリストを虜にするコリドラスの魅力をご紹介します。

① 愛くるしい「もふもふ」行動

コリドラス最大の特徴は、底砂に顔を突っ込んで餌を探す仕草です。

この行動は通称「もふもふ」と呼ばれ、砂を吸い込んではエラから吐き出す様子はずっと見ていられる可愛さです。

時折、水面にダッシュして空気を吸う「腸呼吸」や、岩の上で休む姿も見られます。

② 優秀な「お掃除屋さん」

コリドラスは底層(ボトム)で生活するナマズの仲間です。

他の魚が食べ残して底に落ちた餌を食べてくれるため、水質悪化を防ぐクリーナーフィッシュとしても活躍します。

(※ただし、食べ残しだけでは栄養不足になるため、専用フードが必要です。後述します!)

③ 性格が温和で「混泳」向き

非常に温厚な性格をしており、他の魚を攻撃することはめったにありません。

テトラやグッピー、プラティなど、多くの熱帯魚と仲良く暮らすことができます。

2. 初心者におすすめ!人気のコリドラス5選

コリドラスには数え切れないほどの種類(100種類以上!)がいますが、ここでは初心者でも飼いやすく、手に入りやすい人気種を厳選しました。

1. コリドラス・パンダ

  • 特徴: 名前の通り、目と尾びれの黒い模様がパンダそっくり。一番人気のアイドル的存在です。
  • 飼いやすさ: 水質の変化に少し敏感な面もあるため、水合わせは慎重に。

2. コリドラス・ステルバイ

  • 特徴: 黒地に白のドット柄と、鮮やかなオレンジ色の胸ビレが美しい種類。
  • 飼いやすさ: 非常に丈夫で、初心者にもっともおすすめできる種類の一つです。

3. コリドラス・アエネウス(赤コリ)

  • 特徴: 通称「赤コリ」。古くから親しまれている基本種です。
  • 飼いやすさ: 非常に安価でタフ。入門種として最適です。

4. コリドラス・パレアタス(青コリ)

  • 特徴: 通称「青コリ」。体にまだら模様があり、少し光沢があります。
  • 飼いやすさ: アエネウス同様に丈夫で飼いやすいです。

5. コリドラス・ピグミー

  • 特徴: 最大でも3cm程度の超小型種(チビコリ)。
  • 飼いやすさ: 他のコリドラスとは違い、底だけでなく中層を群れで泳ぎ回る習性があります。

3. コリドラス飼育で最も重要な「底砂」の選び方

コリドラスを健康に、可愛く飼うために一番こだわりたいのが「底砂(ソイル・砂利)」です。

結論から言うと、「角のない、パウダー状の細かい砂」がベストです。

なぜ「細かい砂」が良いの?

  1. ヒゲを守るため: 鋭利な砂利だと、コリドラスの命であるヒゲが傷つき、溶けてしまう恐れがあります。
  2. 「もふもふ」を見るため: 粒が大きい砂利やソイルでは、砂をエラから通すあのアクションができません。

【おすすめの砂】

  • 田砂(たずな): 適度な重さがあり、舞い上がりにくい。水草も植えやすい。
  • ボトムサンド: 非常に細かく、サラサラしているので「もふもふ」に最適。

4. 飼育環境と設備(水槽・フィルター・餌)

水槽サイズと水温

  • 水槽: 小型種なら30cm水槽から可能ですが、水質安定のため45cm〜60cm水槽が理想です。
  • 水温: 22℃〜26℃が適温。冬場はヒーターが必須です。

餌(エサ)について

「掃除屋だから他の魚の食べ残しで十分でしょ?」というのは大きな間違いです。

食べ残しだけでは餓死してしまうことがあります。

必ず「コリドラス用」として売られている沈下性(沈むタイプ)のタブレットフードを与えてください。

水草と隠れ家

強い光や広い空間だと落ち着かないことがあります。

土管や流木、またはアヌビアス・ナナのような丈夫な水草を入れて、隠れ家を作ってあげるとストレスなく過ごせます。

5. よくある質問:病気や寿命は?

Q. 寿命はどれくらい?

小型魚にしては長生きで、環境が良ければ3年〜5年、種類によっては10年以上生きることもあります。

長い付き合いになるパートナーです。

Q. 気をつけるべき病気は?

よくあるのが「尾ぐされ病」や、ヒゲが溶ける感染症です。

これらは底砂の汚れが原因であることが多いです。

プロホースなどの掃除用具を使って、定期的に底砂のゴミ(フンや餌の残り)を吸い出す「底床掃除」を行いましょう。

まとめ:コリドラスのいる水槽で癒やされよう

コリドラスの飼育ポイントをおさらいします。

  1. 性格は温厚で混泳に最適
  2. 底砂は「細かくて角のない砂」を選ぶ
  3. 「お掃除屋」扱いせず、専用フードをあげる
  4. 定期的な「底砂掃除」で病気を防ぐ

群れて泳ぐ姿や、一生懸命に砂を掘る姿は、見ているだけで日々の疲れを忘れさせてくれます。

ぜひ、あなたのお気に入りの一匹を見つけて、素敵なコリドラスライフをスタートさせてくださいね!

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