さよなら、渋谷。でも、また会える。モリヨシダのモンブランと再会するための「完全攻略ロードマップ」

週末の友人宅への手土産や、自分へのご褒美。

あの黄金色に輝くモンブランを求めて渋谷スクランブルスクエアへ向かったのに、フロアマップから「モリヨシダ」の名前が消え、店舗があった場所が別の店に変わっているのを見て、言葉を失うようなショックを受けませんでしたか?

「あんなに行列が絶えなかったのに、なぜ?」

「もう二度と、あの味には会えないの?」

そんな不安を抱えているあなたへ、大切なお知らせがあります。

結論から申し上げますと、モリヨシダの閉店は決して後ろ向きな理由ではありません。

そして、あのモンブランを日本で味わうチャンスは、これからも確実に存在します。

この記事では、20年にわたりパティスリーの最前線を取材してきた私が、閉店の真相と、今後あなたが「モリヨシダ」と再会するための具体的な攻略ルートを詳しく解説します。


✍️ 著者プロフィール:田中 健二
スイーツジャーナリスト(歴20年)/パティスリー・ハンター
年間300個以上のモンブランを食し、吉田守秀シェフのパリ進出時から現地取材を継続。渋谷店のオープン初日から最終日までを見届けた、自他共に認める「モリヨシダ」の熱狂的ファンの一人。シェフの哲学と、日本での展開戦略を最も深く知るジャーナリスト。
読者へのスタンス: 「私もあのモンブランの虜になった一人です。店舗が消えた喪失感は痛いほどわかります。だからこそ、単なるニュースではなく、ファンが次に進むための『希望』を届けたいと考えています。」


なぜ、あの行列店が?渋谷スクランブルスクエア店「閉店の真相」と契約満了の裏側

渋谷スクランブルスクエアの1階、常に長い列を作っていた「モリヨシダ」が2023年3月31日をもって営業を終了したという事実は、多くのスイーツファンに衝撃を与えました。

しかし、ここで誤解していただきたくないのは、この閉店は売上不振や日本撤退といったネガティブな理由ではないということです。

公式に発表された理由は「契約期間の満了」です。

商業施設とテナントの間には、あらかじめ数年単位の定期借家契約が結ばれることが一般的です。

モリヨシダと渋谷スクランブルスクエアの関係も、2019年の開業から数えたこのタイミングが、一つの区切りであったに過ぎません。

吉田守秀シェフにとって、渋谷店は「パリの味をそのまま日本に届ける」という壮大な実験の場でした。

その役割を十分に果たし、ブランド価値を最高潮に高めた状態で幕を引く。

これは、世界を舞台に活躍するトップシェフならではの、極めて戦略的で前向きな決断と言えるでしょう。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 閉店を「悲劇」ではなく、ブランドが次のステージへ進むための「リセット」だと捉えてください。

なぜなら、このクラスのシェフにとって、常設店を維持するコストや労力を、新しい創作や期間限定の特別なイベント(催事)に振り向けることは、ファンにより鮮度の高い驚きを届けるためのポジティブな選択だからです。


絶望しないで。日本で「モリヨシダ」のモンブランを再び味わう3つのルート

「渋谷に行けば買える」という日常は失われましたが、モリヨシダとの接点が完全に断たれたわけではありません。

現在、あなたが検討すべき再会ルートは以下の3つです。

【モリヨシダ再会ルートの比較と実現可能性】

ルート 入手難易度 メリット 注意点
1. 百貨店催事 ★★★★☆ 日本国内で最も確実にモンブランが食べられる 整理券や事前予約が必須の激戦区
2. オンライン販売 ★★★☆☆ 自宅にいながら購入可能 ショコラや焼き菓子が中心(生菓子は稀)
3. パリ本店 ★★★★★ 聖地で最高の状態を味わえる 渡仏が必要だが、ファンなら一度は行く価値あり

現在、日本国内におけるモリヨシダとファンの主要な接点は「サロン・デュ・ショコラ」をはじめとする百貨店催事へと移行しています。

常設店という「点」での付き合いから、特別なイベントという「線」での付き合いへと、私たちの楽しみ方もアップデートする必要があるのです。


激戦の「サロン・デュ・ショコラ」で確実に手に入れるための3ステップ攻略法

日本で再びあのモンブランに出会うための最大のチャンスは、毎年1月〜2月に開催される日本最大級のショコラの祭典「サロン・デュ・ショコラ(三越伊勢丹主催)」です。

しかし、ただ会場に行くだけでは買えません。

以下の3ステップを事前に叩き込んでおきましょう。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 「並べば買える」という考えを捨て、12月中に三越伊勢丹のメルマガ登録とアプリ設定を済ませてください。

なぜなら、近年の人気催事では、デジタル整理券を持っていないと会場にすら入れないケースが増えているからです。私の知人も、予約を失念して会場の入り口で涙を呑みました。この「デジタルの壁」を越えることこそが、再会への最短距離です。


パリ本店ならいつでも食べられる?旅行前に知っておきたい現地情報と通販のリアル

もし、あなたがフランス旅行を計画しているなら、パリ7区にある「MORI YOSHIDA PARIS」本店を訪れるのが究極の解決策です。

  • 所在地: 65 Avenue de Breteuil, 75007 Paris
  • 現地の状況: 吉田シェフが日々厨房に立ち、パリの美食家たちを唸らせています。モンブランはもちろん、現地でしか味わえない季節のタルトや「クレーム・アンジュ」も絶品です。

残念ながら、モンブランは非常に繊細な生菓子であるため、パリから日本への直接通販は不可能です。

しかし、バレンタイン時期などに百貨店のオンラインストアで、モリヨシダのショコラ・アソートが限定販売されることがあります。

あの哲学が詰まったショコラを味わうことで、次のモンブラン催事までの「心の栄養」にするのも一つの手です。


まとめ:「あの味」は逃げない。次の再会に向けて今から準備すべきこと

渋谷から店舗が消えたのは、決して別れではありません。

それは、モリヨシダというブランドが、より特別で、より価値のある存在へと進化した証でもあります。

  1. 閉店は「契約満了」による前向きなもの。
  2. 再会のメインルートは、毎年1月〜2月の「サロン・デュ・ショコラ」。
  3. 12月からの情報収集とデジタル予約が、攻略の鍵。

あの、ハラハラと崩れる繊細なクレーム・アンジュと、濃厚な栗の風味が口いっぱいに広がる瞬間。

その感動を再び味わうために、まずは三越伊勢丹の催事カレンダーをブックマークすることから始めてみませんか?

「あの味」は、準備を整えたあなたのことを、必ず待っています。


【参考文献リスト】

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