BTO(Build To Order)パソコンメーカーは数多くありますが、その中でも「知る人ぞ知るこだわりメーカー」として圧倒的な支持を得ているのがサイコム(Sycom)です。
「コスパ重視のメーカーとは何が違うの?」
「初心者でも買っても大丈夫?」
と疑問に思っている方も多いはず。
結論から言うと、サイコムは「パーツの品質」と「組み立て技術」に妥協したくない方に最適なメーカーです。
本記事では、サイコムの評判や特徴、選ぶべき理由を深掘りして解説します。
1. サイコム(Sycom)の大きな3つの特徴
サイコムが他のBTOメーカー(ドスパラやマウスコンピューターなど)と一線を画すポイントは、主に以下の3点に集約されます。
① 採用パーツの「型番」を全公開
一般的なBTOメーカーでは、マザーボードや電源ユニットが「メーカ標準品」とされ、詳細な型番が不明なことも少なくありません。
しかし、サイコムはASUS、MSI、Noctua、Crucialといった有名ブランドのパーツを標準採用しており、その型番をすべて公開しています。
自作PCに近い感覚で、信頼性の高いパーツを指定できるのが最大の魅力です。
② 職人技による「美しい配線」
サイコムのPCは、内部の配線が非常に美しいことで有名です。
熟練のスタッフが1台ずつ手作業で組み立てており、見た目の美しさだけでなく、ケース内のエアフロー(通気性)が最適化されています。
これにより、冷却効率が高まり、パーツの寿命を延ばすことにもつながっています。
③ 独自の冷却システム(デュアル水冷など)
サイコムといえば「冷却へのこだわり」です。
CPUとGPUの両方を水冷化する「デュアル水冷PC」や、世界的に評価の高いNoctua製ファンを搭載した「超静音PC」など、独自のコンセプトモデルを多数展開しています。
2. サイコムの代表的な人気シリーズ
サイコムには、用途に合わせた特徴的なシリーズが用意されています。
G-Master(ゲーミングPC)
サイコムの主力シリーズ。最新のビデオカードを搭載し、ゲーム性能を極限まで引き出します。
特に、水冷ビデオカードを採用した「Hydro」モデルは、高負荷なゲームでも静かで冷えるため、配信者や長時間ゲーマーに人気です。
Silent-Master(静音PC)
「究極の静音性」を追求したシリーズ。
公的機関での無響室測定を行うほど徹底しており、驚くほど静かです。
深夜に作業をするクリエイターや、PCの動作音が気になる方に最適です。
Aqua-Master(水冷PC)
水冷ユニットを標準搭載したスタンダードなシリーズ。
安定性が高く、長期間の使用でもパフォーマンスが落ちにくいのが特徴です。
3. サイコムを利用するメリット・デメリット
検討する際に知っておきたい、リアルなメリットとデメリットをまとめました。
メリット
- 故障率が低い: 高品質なパーツを厳選しているため、安定性が抜群。
- カスタマイズの自由度: 選択できるパーツの選択肢が非常に豊富。
- サポートが手厚い: 埼玉県の自社工場で生産・修理を行っており、対応が迅速。
デメリット
- 価格がやや高め: 激安メーカーと比較すると、パーツ品質の分だけ価格は上がります。
- 納期がかかる場合がある: 丁寧に1台ずつ組み上げるため、即納モデルが多い大手よりは時間がかかる傾向にあります。
4. サイコムの評判は?ユーザーのリアルな声
ネット上の口コミを調査すると、以下のような意見が多く見られます。
「配線がめちゃくちゃ綺麗で感動した。次もサイコムで買う。」
「Noctuaのファンに変えたら、フル稼働しても音が全然気にならない。」
「値段は高いけど、5年以上故障なしで使えているので結果的にコスパが良い。」
一方で、「カスタマイズ画面が詳細すぎて、PC初心者には少し難しい」という声もあります。
迷った場合は、標準構成のまま購入しても十分に高品質なPCが手に入ります。
まとめ:サイコムはこんな人におすすめ!
サイコム(Sycom)は、単なるパソコン販売店ではなく、「納得のいく1台を組み上げてくれる工房」のようなメーカーです。
- PCゲームを最高の環境で楽しみたい人
- 動作音の静かなPCを探しているクリエイター
- 「中身のパーツ」までしっかりこだわって選びたい人
- 多少高くても、故障しにくく長く使えるPCが欲しい人
これらに当てはまるなら、サイコムを選んで後悔することはないでしょう。
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