シドニーは+2時間、ケアンズは+1時間?オーストラリア時差の罠と失敗しないスマホ設定術

「オーストラリアは日本との時差が少なくて楽」

……そう思って安心していませんか?

実は、初めてオーストラリアを訪れる方が最も陥りやすい落とし穴が、シドニーとケアンズを周遊する際に現れる「1時間の壁」です。

シドニーがあるニューサウスウェールズ州と、ケアンズがあるクイーンズランド州では、夏の間だけ時差が発生します。

この記事では、現地で実際に起きた失敗談をもとに、予約ミスを防ぐための時差計算とスマホ設定のコツを、初めての方にも分かりやすく解説します。


[著者情報]

執筆者:エミ(豪州在住歴10年のトラベルコーディネーター)
オーストラリア国内の周遊プランニングを専門とし、年間200組以上の日本人旅行者をサポート。私自身、かつて州境の街でスマホの時刻表示に惑わされ、予約していた長距離バスを逃した苦い経験があります。「私と同じ失敗をしてほしくない」という想いで、旅行者目線のリアルな対策をお届けします。


なぜ混乱する?シドニーとケアンズ「同じ東海岸なのに時差がある」理由

オーストラリアの地図を見ると、シドニーとケアンズはどちらも大陸の右側(東海岸)に位置しています。

しかし、シドニー(ニューサウスウェールズ州)とケアンズ(クイーンズランド州)の間には、夏の間だけ1時間の時差が生じます。

この混乱の原因は、オーストラリアの「サマータイム(デイライト・セービング)」制度にあります。

シドニーを含む南部や一部の州ではサマータイムを導入していますが、ケアンズがあるクイーンズランド州はサマータイムを導入していません。

その結果、日本が午前9時のとき、ケアンズは午前10時(+1時間)ですが、シドニーはさらに進んで午前11時(+2時間)という複雑な状況が生まれるのです。

シドニーからケアンズへ飛行機で移動すると、同じ東海岸を移動しているのに「時計を1時間戻す」という作業が必要になります。


【保存版】あなたの旅行時期はどっち?日本との時差・早見表

オーストラリアの時差を考える上で最も重要なのは、あなたの旅行日程が「サマータイム期間」に含まれるかどうかを確認することです。

2024年から2025年にかけてのサマータイム実施期間は、2024年10月6日(日)から2025年4月6日(日)までです。

この期間中、シドニーとケアンズの時間は異なります。

一方で、5月から9月の冬の時期は、シドニーもケアンズも同じ「日本+1時間」となり、混乱は少なくなります。

以下の比較表で、現在の計画に当てはまる時間をチェックしてみましょう。


📊 比較表

旅行時期別:日本・シドニー・ケアンズの時刻比較(例:日本が正午のとき)】

旅行時期 日本の時刻 シドニーの時刻 ケアンズの時刻
夏(10月〜4月上旬) 12:00 14:00 (+2h) 13:00 (+1h)
冬(4月中旬〜9月) 12:00 13:00 (+1h) 13:00 (+1h)

スマホの自動設定は信じないで!現地で予約ミスを防ぐ3つの対策

「スマホを持っていれば、勝手に現地の時間に切り替わるから大丈夫」と考えるのは危険です。

実は、スマートフォンなどの自動時刻設定機能は、州境付近の電波を拾うことで、意図しない時刻に切り替わってしまうリスクがあります。

特にシドニーからケアンズへ移動した直後や、州境に近いエリアでは、スマホの画面が「シドニー時間」のままになっており、ケアンズでのツアー集合時間に1時間早く着きすぎたり、逆に遅刻したりするトラブルが頻発しています。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: オーストラリア国内を移動する際は、スマホの時刻設定を「自動」から「手動」に切り替え、目的地(CairnsやSydney)を直接指定してください。

なぜなら、この点は多くの人が見落としがちで、飛行機の着陸直後にスマホが隣の州の基地局電波を拾い、1時間ズレた表示のままホテルへ向かってしまう失敗が後を絶たないからです。手動で設定を固定することが、予約ミスを防ぐ最も確実な防御策になります。

予約ミスを防ぐための具体的な手順は以下の通りです。

  1. スマホのタイムゾーンを手動設定にする: iPhoneやAndroidの設定画面から「日付と時刻」を開き、自動設定をオフにして、滞在都市(例:Cairns)を選択します。
  2. 世界時計アプリに2都市を登録する: シドニーとケアンズの両方を登録しておけば、今どちらの都市が何時なのかをいつでも比較できます。
  3. 予約確認メールの「現地時間」を再確認する: 航空券やオプショナルツアーのバウチャーに記載されている時刻は、常に「そのイベントが行われる場所の現地時間」です。

よくある質問:飛行機の到着時間やツアー予約はどう考えればいい?

初めての個人旅行では、時差を考慮したスケジュール管理に不安を感じるものです。よくいただく質問にお答えします。

Q: 飛行機のチケットに書かれている到着時間は、出発地の時間ですか?

A: いいえ、航空券に記載されている時刻は、すべて「その空港がある場所の現地時間」です。 例えば、シドニーを10時に出発し、ケアンズに13時に到着する便の場合、13時はケアンズの現地時間です。シドニー時間では14時になっているため、実際の飛行時間は3時間ではなく4時間(時差1時間分を引く)と計算できます。

 

Q: シドニーにいる時に、ケアンズのレストランを予約しました。時間はどう指定すべき?

A: 予約サイトで指定する時間は、常に「ケアンズの現地時間」で考えてください。あなたが今シドニーにいても日本にいても関係ありません。「ケアンズの夜19時に食事をしたい」のであれば、予約フォームには19時と入力します。


まとめ

オーストラリアの時差、特にシドニーとケアンズの「1時間の違い」は、仕組みさえ分かってしまえば決して怖いものではありません。

  1. サマータイム期間(10月〜4月)は、シドニーとケアンズで時間が違うことを意識する。
  2. スマホの時刻設定は「手動」で滞在都市に固定する。
  3. 予約票の時間は常に「現地の時間」であると覚える。

この3点を守るだけで、あなたのオーストラリア旅行から「予約ミスの不安」は消え去ります。

時差を味方につけて、最高のシドニー・ケアンズ周遊旅行を楽しんできてくださいね!


[参考文献リスト]

 

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