「ネット通販で家電を買ったら、巨大な発泡スチロールがついてきた…」
「スーパーのお肉のトレー、洗っても汚れが落ちないけどプラゴミでいいの?」
軽くて便利な発泡スチロールですが、いざ捨てるとなると「燃えるゴミ」なのか「プラスチック資源(プラごみ)」なのか迷ってしまいますよね。
実は、発泡スチロールの分別ルールは住んでいる自治体によって全く異なります。間違った出し方をすると回収してもらえないことも…。
この記事では、発泡スチロールの正しい分別の見極め方や、スーパーの回収ボックスの活用法、さらに大きな発泡スチロールを無料でゴミに出すための「解体・切断テクニック」まで徹底解説します。
これを読めば、玄関に溜まった発泡スチロールをスッキリ処分できますよ!
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結論:発泡スチロールは地域によって「3パターン」に分かれる
まず大前提として、発泡スチロールは何ゴミか?という問いへの答えは、自治体の方針によって以下の3つに分かれます。
1. 「プラスチック製容器包装(資源ゴミ)」の地域
多くの自治体がこのパターンです。
「プラマーク」がついているものは、リサイクル資源として回収されます。
- 条件: 汚れがなく、綺麗に洗って乾かしてあること。
2. 「燃えるゴミ(可燃ゴミ)」の地域
意外かもしれませんが、東京23区の一部や横浜市など、焼却炉の性能が高い地域では「燃えるゴミ」として出すルールになっている場合があります。
- 理由: 発泡スチロールはよく燃えるため、焼却時の助燃剤(燃料)として利用されるため。
3. 「燃えないゴミ(不燃ゴミ)」の地域
現在は少数派ですが、リサイクル設備や焼却炉の都合上、不燃ゴミとして扱う自治体も一部存在します。
【最重要】まずは自治体のHPをチェック!
スマホで「〇〇市 発泡スチロール 捨て方」と検索するのが一番確実です。この記事では、その前提の元で「一般的な判断基準」を解説します。
判断のポイントは「プラマーク」と「汚れ」
分別に迷った時は、発泡スチロールについているマークと状態を確認しましょう。
「プラマーク」があれば基本は資源ゴミ
発泡スチロールに「プラ」という四角いマーク(またはリサイクルマーク)が刻印されていれば、基本的には「プラスチック資源」として出します。
主に、家電の梱包材(緩衝材)や、食品トレーなどがこれに当たります。
汚れが落ちないなら「燃えるゴミ」へ
納豆のパックや、カップ麺の容器など、洗っても色やニオイが落ちない発泡スチロールは、リサイクルの妨げになるため「資源ゴミ」には出せません。
この場合は、素材に関わらず「燃えるゴミ」として処分するのがマナーです。
スーパーの食品トレーは「店舗回収」がベスト!
お肉や魚が入っていた白い食品トレー(発泡トレイ)は、自治体のゴミに出すよりもスーパーマーケットの回収ボックスに入れるのが最もエコで確実です。
- メリット: ゴミ袋の節約になる。
- 注意点: ラップやシールを剥がし、きれいに洗って乾かしてから持ち込みましょう。
- 色付きトレー: 店舗によっては「白いトレーのみ」で、色付きや柄付きはNGの場合があるため、回収ボックスの表示を確認してください。
大きな発泡スチロールを「指定ゴミ袋」に入れる裏ワザ
家電や家具の梱包に使われていた巨大な発泡スチロール。
そのまま出すと「粗大ゴミ」扱いになり、回収費用がかかってしまうことがあります(例:一辺が30cm〜50cmを超えるもの等)。
しかし、指定のゴミ袋に入るサイズまで小さくすれば、普通のゴミとして出せる自治体がほとんどです。
方法1:手で割る・足で踏む
薄い板状のものであれば、体重をかければ簡単に割れます。
破片が飛び散りやすいので、大きめのゴミ袋の中で行うのがコツです。
方法2:カッターナイフで切れ目を入れる
厚みがあるブロック状のものは、カッターで少し切れ目を入れてから手で折ると、パキッと綺麗に割れます。
※勢い余って床を傷つけないよう、ダンボールなどを敷いて作業しましょう。
方法3:お湯やドライヤーはNG?
ネット上には「除光液で溶かす」「熱で溶かす」という方法もありますが、強烈なニオイが発生したり、有害物質が出るリスクがあるためおすすめしません。
物理的に割るのが一番安全です。
まとめ:ルールを守ってスッキリ処分しよう
発泡スチロールの捨て方をおさらいします。
- まずは「自治体名+発泡スチロール」で検索し、地域の区分(資源・可燃・不燃)を確認する。
- 「プラマーク」があり、綺麗なら資源ゴミ(地域による)。
- 汚れが取れないものは、燃えるゴミへ。
- 食品トレーはスーパーの回収ボックスを活用。
- 大きなものは、ゴミ袋に入るサイズまで割れば無料で出せる。
かさばる発泡スチロールは、家に置いておくだけでスペースの無駄です。
正しい分別方法さえわかれば怖くありません。今すぐ処分して、お部屋をスッキリさせましょう!
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