ドラマ『VIVANT』を観ていて、公安の野崎さんが異国の地バルカで作っていた色鮮やかなお赤飯がとても印象的でした。
なぜ海外であそこまで本格的な赤飯作りに執着するのか、そして「完成まで8時間かかる」というセリフの真偽が気になって情報を集めてみました。
劇中に登場する赤飯の秘密や裏話をはじめ、物語での重要な意味合い、さらには実際に家庭で味わう方法まで分かりやすく整理してお伝えします。
VIVANTにおける野崎の赤飯とは?物語を彩る重要アイテム
日曜劇場『VIVANT』の劇中で、阿部寛さん演じる公安警察官の野崎吉雄が披露したのが、色濃く蒸し上げられた伝統的なお赤飯です。
第1話や第2話の舞台となったバルカ共和国の公邸などで、主人公の乃木や医師の薫に振る舞う場面が描かれました。
過酷な逃走劇や緊迫した心理戦が続くストーリーの中で、野崎の手料理である赤飯はホッと息をつける温かいシーンとして視聴者の心に強く残っています。
海外という過酷な環境だからこそ、日本の伝統食である赤飯が特別なおもてなしとして際立っていました。
8時間かかる伝統製法!野崎の赤飯作りに隠された3つの理由
野崎が作っていた赤飯は、炊飯器で手軽に炊くものではなく、昔ながらの手間暇をかけた本格的な製法で作られています。
なぜ8時間もの時間がかかるのか、調べていくと大きな3つのこだわりが見えてきました。
- 小豆ではなく割れにくい「ささげ」を使用する
- 煮汁を空気に触れさせて何度も空切りし、鮮やかな濃い赤色を引き出す
- もち米を赤い煮汁に長時間浸したあと、せいろで打水をしながら蒸し上げる
小豆は煮ると皮が破れやすく「腹が切れる」として昔から縁起を担ぐ赤飯では避けられることが多く、ささげを使うのが伝統的な技法とされています。
また、ささげの煮汁をお玉ですくい上げて空気に触れさせる工程を繰り返すことで、鮮烈な赤色が生まれる仕組みです。
もち米にその赤色をしっかり染み込ませる漬け込み時間や、何度も打ち水をしながら蒸す工程を合わせると、確かに合計8時間近くの作業になります。
野崎の料理への情熱と妥協のない姿勢がよくわかるポイントですね。
福澤監督の執念!名店と監督私物せいろが生んだ撮影裏話
この赤飯シーンのリアルなこだわりは、劇中の野崎だけでなく、作品を手掛けた福澤克雄監督自身の強い想いから生まれたものでした。
監督は和菓子の老舗として知られる「とらや」の赤飯の味や見た目を目指し、自宅で何度も試作を重ねたそうです。
撮影現場では、理想的な湯気や美しい色合いを再現するために、福澤監督が自宅から持参した私物の木製せいろが実際に使われました。
スタジオ内に漂う赤飯の芳醇な香りや本格的な仕上がりには、出演者やスタッフからも感嘆の声が上がっていたと言われています。
画面越しにも美味しさが伝わってくるような映像演出は、監督の並々ならぬ試行錯誤のおかげだったわけです。
赤飯がつなぐ父子の絆とドラマの伏線
劇中において、赤飯は単なるおいしい料理にとどまらず、登場人物たちの絆や物語の重要な伏線として機能していました。
バルカで野崎から赤飯作りを教わった乃木は、のちに日本で薫に赤飯を振る舞い、さらに物語終盤ではテントのリーダーである父・ベキの前でも手作りの赤飯を給仕します。
異国の地で生き抜いてきた父ベキが赤飯を口にし、「つくづく日本人だな」と噛み締めるシーンは非常に味わい深いものがありました。
一方で、共に育ったノコルが赤飯になじみを示さない対比も印象的で、日本人としてのアイデンティティや血の繋がりを象徴する重要なモチーフになっています。
家で再現できる?公式赤飯キットと駅弁の評判
あの赤飯を自分でも食べてみたいと感じたファンは多く、作品に関連した公式商品やコラボ企画も展開されました。
TBS公式からは奥出雲町産のもち米とささげがセットになった「赤飯キット」が販売され、パッケージデザインに至るまで劇中の雰囲気を再現する工夫が施されています。
また、島根県の松江駅では老舗店とコラボした「VIVANT御赤飯」という特製駅弁が登場した時期もありました。
実際に購入して味わった人たちの声を探ってみると、以下のような傾向が見られます。
- もち米のモチモチ感と大きなささげの食感が本格的で美味しい
- 付属のごま塩をかけると劇中の雰囲気がそのまま再現できてテンションが上がる
- 自宅で手軽にドラマと同じ味わいが楽しめて満足度が高い
本格的な蒸し器を使わなくても、こうした専用キットを利用すれば自宅で手軽に雰囲気を味わえるのは嬉しい取り組みですね。
正直、8時間かけて一から作るのは大変ですが、こうした商品なら気軽に試せます。
自宅の炊飯器や蒸し器で野崎風赤飯に近づけるコツ
もし自分で材料を揃えて野崎風のお赤飯を作ってみたい場合、いくつかのポイントを押さえることでより劇中の仕上がりに近づけることができます。
まずは小豆ではなく「ささげ」を用意することが第一歩です。
ささげを茹でたあとの赤い煮汁をしっかり冷ましつつ、お玉で空気に触れさせるように混ぜると鮮やかな発色が得られます。
もち米をその煮汁に一晩じっくり浸してから炊き上げるか、せいろで蒸す際に途中で冷ました煮汁をふりかける「打ち水」を行うと、色濃くツヤのある仕上がりになります。
少し手間はかかりますが、休日に時間をかけて挑戦してみるのも面白いかもしれません。
VIVANT野崎の赤飯へのこだわりまとめ
『VIVANT』に登場する野崎の赤飯について調べたポイントをまとめます。
- 8時間かかる製法はささげの煮汁の発色やもち米の浸し時間による伝統的な技法
- 福澤監督が老舗の味を参考に自宅で試作を重ね、私物のせいろで撮影された
- ストーリー上では日本人としてのアイデンティティや父子の絆を象徴するキーアイテム
- 公式の赤飯キットや駅弁など、ファンが実際に味わえる商品も展開された
野崎の料理にかける情熱と、スタッフ陣の妥協のないドラマ作りが見事に合わさったからこそ、あの記憶に残る名シーンが生まれたのだと感じます。
参考になれば幸いです。
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