企業の問い合わせ先を調べていたら、電話番号が「0570」から始まっていた。
スマートフォンのかけ放題プランに入っているけれど、追加料金はかかるのだろうか。
問い合わせが長引いたら、通話料はいくらになるのだろうか。
そんなときに知っておきたいのが、ナビダイヤルの仕組みと料金です。
ナビダイヤルは、企業などの窓口につなぐための電話サービスで、通話料は原則として発信者が負担します。
携帯電話のかけ放題も対象外となるのが基本です。
この記事では、ナビダイヤルの仕組みから発信元別の通話料金、費用を抑える方法まで解説します。
電話をかける前に料金の目安と代替の問い合わせ手段を確認しておけば、予想外の出費を避けながら、自分に合った方法を選びやすくなります。
この記事で分かることは次の4つです。
- ナビダイヤルとは何か、なぜ企業が利用するのか
- 携帯電話からかけた場合の通話料金
- かけ放題プランが適用されるかどうか
- 通話料を抑えながら問い合わせる方法
※料金は2026年10月20日時点で確認した情報を基準に解説します。
契約内容や接続条件によって異なる場合があるため、発信前には公式情報も確認してください。
ナビダイヤルとは?仕組みと利用される理由
ナビダイヤルとは、NTTドコモビジネスが提供する電話サービスです。
「0570」から始まる番号を使い、企業や各種窓口への問い合わせを受け付ける仕組みとして利用されています。
一般的な電話番号と大きく違うのは、ナビダイヤルが専用のサービスとして提供されている点です。
企業側は問い合わせ窓口を集約するなどの目的で利用でき、電話をかける側は案内された番号から窓口につながります。
ナビダイヤルの仕組み
基本的な流れは、次のとおりです。
(1)STEP 1:電話をかける人
携帯電話・固定電話などから発信
(2)STEP 2:0570から始まる番号
ナビダイヤルのサービスを通じて接続
(3)STEP 3:企業などの問い合わせ窓口
音声案内やオペレーターにつながる
実際の案内や接続先は提供元の設定によって異なります。
NTTドコモビジネスの公式サービス案内では、ナビダイヤルは全国共通の受付番号として提供されています。
企業側は問い合わせ窓口の運用に利用できる一方、電話をかける側には所定の通話料が発生します。
なぜ企業はナビダイヤルを使うの?
企業がナビダイヤルを導入する理由には、次のようなものがあります。
- 全国の利用者に共通の問い合わせ番号を案内しやすい
- 複数の拠点や窓口への着信を集約しやすい
- 問い合わせ内容に応じて窓口を案内する仕組みを構築しやすい
ただし、ナビダイヤルが使われているからといって、必ずしも企業側の都合だけで利用者に不利益を与えるサービスというわけではありません。
企業側の窓口運用と、発信者側が負担する通話料は、分けて考えることが大切です。
ナビダイヤルの通話料金はいくら?
ナビダイヤルの通話料金は、どの種類の電話から発信するかによって異なります。
携帯電話からかける場合は、2026年10月1日以降、税込22円/30秒が料金の目安です。
発信元別の通話料金
| 発信元 | 通話料金の目安 | 確認したいポイント |
|---|---|---|
| 携帯電話 | 22円/30秒(税込) | 2026年10月1日改定後の料金 |
| 一般回線など | 9.35円/180秒(税込) | 対象となる回線種別や接続条件 |
| 公衆電話 | 10円/40秒 | 発信する公衆電話の料金条件 |
出典:NTTドコモ公式FAQ「ナビダイヤル(0570)への通話料」。実際の適用条件は発信元や接続サービスによって異なる場合があります。
携帯電話からの料金については、NTTドコモビジネスが2026年10月1日からの改定を案内しています。
以前の料金を紹介している記事もあるため、古い情報と現行料金を混同しないようにしましょう。
携帯電話から5分・10分かけるといくら?
携帯電話から税込22円/30秒で単純計算すると、次のようになります。
| 通話時間 | 通話料金の概算 |
|---|---|
| 30秒 | 22円 |
| 1分 | 44円 |
| 5分 | 220円 |
| 10分 | 440円 |
| 20分 | 880円 |
例えば、問い合わせのために10分間通話すると、単純計算では約440円です。
複数回電話したり、問い合わせが長引いたりすれば、合計金額はさらに増える可能性があります。
ただし、この表は料金単価を使った概算です。
実際の請求額は課金単位や接続条件などによって異なる場合があるため、正確な金額を保証するものではありません。
通話料金を計算するときの3ステップ
(1)発信元を確認する
携帯電話・固定電話・公衆電話など、どの電話からかけるかを確認します。
(2)該当する料金単価を確認する
公式料金表で、自分の発信元に当てはまる料金を調べます。
(3)通話時間から概算する
問い合わせに何分ほどかかりそうかを考え、費用の目安を把握します。
✍️ 実務上のアドバイス
【結論】電話をかける前に、聞きたいことをメモしておきましょう。
問い合わせ内容を整理しておけば、説明のやり直しや確認漏れを減らし、必要な情報を効率よく伝えられます。料金だけでなく、問い合わせを確実に終えられるかという視点も大切です。
料金改定前の情報に注意
ナビダイヤルの料金を検索すると、過去の料金を掲載したページが見つかることがあります。
料金改定の前後では、同じ「0570」の解説でも単価が異なる場合があります。
記事や比較サイトで料金を見かけたら、次の点を確認してください。
- 情報がいつ更新されたか
- 料金の適用開始日が記載されているか
- 税込・税別のどちらか
- 自分の発信元に適用される料金か
公式の料金情報を確認する場合は、NTTドコモ「ナビダイヤル(0570)への通話料」 と NTTドコモビジネス「ナビダイヤル通話料の改定について」 が参考になります。
ナビダイヤルはかけ放題の対象?
ナビダイヤルは、携帯電話のかけ放題や5分通話無料などの対象外となるのが原則です。
かけ放題プランに加入していても、0570への通話料が別途発生する場合があります。
通常の国内通話が無料になるプランと、ナビダイヤルへの通話料金は同じ扱いではありません。
契約中のプランの説明に「国内通話無料」と書かれていても、対象外の番号が定められていることがあります。
NTTドコモの公式FAQでも、ナビダイヤルはかけ放題オプション、5分通話無料オプション、無料通信分の対象外と案内されています。
ほかの通信事業者を利用している場合は、契約先の公式案内も確認しましょう。
電話をかける前に確認したいこと
| 確認項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| かけ放題の対象範囲 | 0570への通話が無料対象に含まれるかを確認するため |
| ナビダイヤルの料金単価 | 発信元に応じた通話料を把握するため |
| 音声ガイダンスの内容 | 料金に関する案内や注意事項を確認するため |
| 問い合わせに必要な時間 | 費用の目安を立て、質問を整理するため |
待ち時間や音声ガイダンスにも料金はかかる?
待ち時間や音声ガイダンスの扱いは、案内の種類やサービスの設定によって異なります。
すべてのガイダンスや待ち時間が無料、あるいは一律に有料と決めつけることはできません。
NTTドコモビジネスのナビダイヤル関連資料では、事前料金通知ガイダンスの送出中は通話料金がかからない旨が案内されています。
ただし、事前料金通知ガイダンスについての説明を、すべての自動音声や保留時間に当てはめることはできません。
電話をかけた際に料金案内が流れたら、その内容を確認し、不明な点がある場合はサービス提供元の案内を参照してください。
✍️ 実務上のアドバイス
【結論】「かけ放題だから大丈夫」と思い込まず、0570は別料金になる可能性を前提に確認しましょう。
かけ放題の対象外となる番号を把握していないと、通話後に想定外の料金に気づくことがあります。料金プランの名称だけで判断せず、適用条件まで確認するのが確実です。
ナビダイヤルの料金を抑える方法
ナビダイヤルの通話料を抑えたい場合は、電話をかける前に、企業の公式サイトで別の問い合わせ方法が案内されていないか確認するのがおすすめです。
ナビダイヤル以外の窓口があれば、電話以外の方法で解決できる可能性があります。
ただし、別の電話番号が必ず用意されているわけではなく、窓口によって受付内容や対応時間が異なることもあります。
料金を抑えるための5つの手順
(1)企業の公式サイトを確認する
問い合わせページや「お客様サポート」のページを開き、連絡方法を確認します。
(2)0570以外の電話番号を探す
一般電話番号が公式に掲載されていれば、同じ問い合わせを受け付けているか確認します。
(3)フォーム・メール・チャットを検討する
急ぎでない問い合わせなら、電話以外の窓口が便利な場合があります。
(4)質問を整理する
契約番号や必要書類、聞きたい内容を手元に用意しておくと、やり取りを効率化できます。
(5)料金案内を確認してから発信する
通話料金と契約条件を確認し、必要な場合は通話時間の目安を決めておきます。
電話と電話以外の窓口を比較
【問い合わせ方法ごとの特徴】
| 問い合わせ方法 | 費用面の特徴 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ナビダイヤル | 発信者側に通話料が発生 | 電話での問い合わせが必要 | 通話時間に応じた費用を確認する |
| 公式の一般電話番号 | 発信元や契約条件による | 代替番号が公式に案内されている | 同じ問い合わせを受け付けているか確認する |
| 問い合わせフォーム | 電話の通話料は発生しない | 急ぎではない相談や記録を残したい場合 | 回答まで時間がかかる場合がある |
| メール | 電話の通話料は発生しない | 詳細な内容や資料を伝えたい場合 | 返信に時間がかかる場合がある |
| チャット | 電話の通話料は発生しない | 簡単な質問や操作方法の確認 | 対応時間や相談内容に制限がある場合がある |
| フリーダイヤル(0120・0800) | 発信者側の通話料は原則無料 | 無料で電話相談したい場合 | 利用可能な番号が案内されているか確認する |
電話以外の窓口は通話料を抑えられますが、回答までの時間や対応できる内容が異なります。
急ぎの問い合わせであれば、電話のほうが適している場合もあります。
大切なのは、料金だけで決めず、問い合わせの緊急性と確実性も考慮することです。
非公式の「代替番号」には注意
検索結果や口コミで「0570以外の番号」が紹介されていることがあります。
しかし、その番号が現在も使われているか、同じ問い合わせを受け付けているかは、情報だけでは判断できません。
代替番号を利用する場合は、企業の公式サイトや公式資料で確認しましょう。
非公式の情報を根拠に、個人情報や契約情報を伝えることは避けてください。
ナビダイヤルとフリーダイヤルの違い
ナビダイヤルとフリーダイヤルは、どちらも企業の問い合わせ窓口などで使われますが、通話料金を誰が負担するかという基本的な仕組みが異なります。
- ナビダイヤル:通話料は原則として発信者側が負担する
- フリーダイヤル:通話料は原則として着信者側が負担する
フリーダイヤルは、一般に0120や0800から始まる番号です。
ナビダイヤルとフリーダイヤルの比較表
| 比較項目 | ナビダイヤル | フリーダイヤル |
|---|---|---|
| 代表的な番号 | 0570 | 0120・0800 |
| 基本的な料金負担 | 発信者側 | 着信者側 |
| 発信者の通話料 | 原則として有料 | 原則として無料 |
| かけ放題との関係 | 対象外となるのが原則 | 発信者に通話料がかからない仕組み |
| 利用時の注意点 | 発信元別の料金を確認する | 接続条件や利用可能な発信元を確認する |
どちらに電話するのがよい?
企業がナビダイヤルとフリーダイヤルの両方を案内している場合は、受付内容や利用条件を確認して選びましょう。
ただし、企業が必ず両方の番号を用意しているとは限りません。
ナビダイヤルしか案内されていない場合は、問い合わせフォームやチャットなどの窓口がないか確認する方法もあります。
なお、フリーダイヤルは発信者側の通話料が原則無料となる仕組みですが、接続条件などはサービスによって異なる場合があります。
利用前に公式の案内を確認してください。
ナビダイヤルに関するよくある質問
Q1. ナビダイヤルは無料で使えますか?
いいえ。ナビダイヤルは、原則として発信者側に通話料がかかるサービスです。
携帯電話から発信する場合は、2026年10月1日以降、税込22円/30秒が目安です。
Q2. かけ放題プランなら無料になりますか?
ナビダイヤルは、かけ放題や無料通話の対象外となるのが原則です。
通常の国内通話が無料になるプランでも、0570への通話料が別途発生する場合があります。
契約先の公式案内を確認してください。
Q3. 携帯電話から10分かけるといくらですか?
税込22円/30秒で単純計算すると、10分で約440円です。
実際の請求額は、課金単位や接続条件などによって異なる場合があります。
Q4. 待ち時間にも通話料はかかりますか?
待ち時間や音声ガイダンスの扱いは、案内の種類やサービスの設定によって異なります。
料金がかからないと明示された事前料金通知ガイダンスもありますが、すべての待ち時間が無料とは限りません。
Q5. 0570以外の番号にかけ直してもよいですか?
企業が公式に案内している代替番号があれば、受付内容や利用条件を確認したうえで利用できます。
公式サイトに別の番号が掲載されていないか、問い合わせフォームやチャットが用意されていないかも確認しましょう。
Q6. なぜ企業はナビダイヤルを利用するのですか?
全国共通の受付番号として、問い合わせ窓口への着信を集約するなどの目的で利用されています。
企業側の運用上の利点と、発信者側が通話料を負担する仕組みは、分けて理解することが大切です。
まとめ:ナビダイヤルは料金を確認してから利用しよう
ナビダイヤルは、「0570」から始まる番号を利用して企業などの窓口につなぐ電話サービスです。
通話料は原則として発信者が負担し、携帯電話のかけ放題も対象外となるのが基本です。
最後に、覚えておきたいポイントを整理します。
- 通話料金: 携帯電話からの発信は、2026年10月1日以降、税込22円/30秒が目安。
- かけ放題: ナビダイヤルは対象外となるのが原則。
- 料金の節約: 公式サイトで代替番号やフォーム、メール、チャットなどを確認する。
- 発信前の準備: 料金案内を確認し、質問を整理してから電話する。
まずは問い合わせ先の公式サイトを開き、0570以外の連絡手段がないか確認してみましょう。
電話が必要な場合も、料金の目安を把握してから発信すれば、費用への不安を減らしながら必要な問い合わせを進められます。
参考文献・出典
本記事の料金・サービス情報を確認するための主要な資料です。
料金は改定される可能性があるため、実際に利用する際は最新の公式案内を確認してください。
1. NTTドコモ「ナビダイヤル(0570)への通話料」 https://www.docomo.ne.jp/faq/detail?categoryId=13&faqId=2144 発信元別の通話料金、かけ放題・無料通信分の対象外に関する情報。
2. NTTドコモビジネス「ナビダイヤル」公式サービス案内 https://www.ntt.com/business/services/voice-video/freedial-navidial/navidial.html ナビダイヤルの仕組みと利用目的に関する情報。
3. NTTドコモビジネス「ナビダイヤル通話料の改定について」 https://www.ntt.com/about-us/information/info_20260210.html 2026年10月1日からの料金改定に関する情報。
4. ITmedia NEWS「ナビダイヤル、10月から通話料値上げ 携帯発信は1分33円→44円に」 https://www.itmedia.co.jp/news/article/2609/30/2000001879/ 料金改定の報道内容の確認に使用。
料金情報の確認基準日:2026年10月20日。
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