日曜劇場『VIVANT』の第2シーズンが始まり、毎週息をのむようなスリリングな展開が続いています。
裏切りや陰謀が渦巻くストーリーに引き込まれる一方で、画面に映るだけで心がほっと緩むキャラクターがSNSを中心に大きな話題を集めています。
それが、乃木の上司である丸菱商事の宇佐美部長です。
なぜこれほどまでに多くの人が彼に魅了され、癒やされているのでしょうか。
インターネット上のリアルタイムな感想やニュース記事の反響を調べていくうちに、彼の行動が視聴者にとって最高の「箸休め」になっている理由が見えてきました。
今回は、そんな彼の愛すべき魅力をいくつかの見どころに整理してご紹介します。
緊迫した展開のVIVANTで唯一無二のオアシスとなる宇佐美部長
宇佐美部長こと宇佐美哲也は、丸菱商事のエネルギー事業部部長として登場する人物です。
主人公の乃木憂助にとっては直属の上司にあたります。
本作は、自衛隊の影の組織である「別班」や公安、テロ組織「テント」が複雑に絡み合う重厚なサスペンスドラマです。
誰が味方で誰が裏切り者なのか、毎話のように疑心暗鬼になる描写が続きます。
そんな張り詰めた空気の中で、宇佐美部長の登場シーンだけは、まるで別番組かと思うようなコミカルで温かい時間が流れるのが特徴です。
張り詰めた肩の力を抜いてくれる、まさにドラマ内の「癒やし枠」としての地位を確立しています。
感謝が暴走した第11話のハグと頬への爆笑キスシーン
第2シーズンの幕開けとなる第11話では、宇佐美部長の愛らしさが一気に爆発するシーンが描かれました。
事の発端は、バルカでの功績を認められた乃木が社長から本部長(役員待遇)への昇進を打診されたことです。
乃木は自身の昇進を固辞し、これまでの案件で陰ながら支えてくれた宇佐美部長こそが就任すべきだと猛プッシュしました。
その結果、宇佐美部長の本部長昇進が決定したのです。
出世が決まり、歓喜のあまりお酒に酔った宇佐美部長の行動が視聴者の爆笑を誘いました。
- 乃木に対して「乃木ちゃ~ん。本当にありがとね」と何度も感謝を伝える
- 感情が高まり、乃木の頬に熱烈なキスをする
- 首を絞めて拒絶する乃木に対し「お前いま何かやったか。苦しかったぞ」ととぼける
このコメディカルな掛け合いは、SNS上でも「面白すぎて二度見した」「今期最初のキスシーンがこれか」といった喜びの声で溢れかえりました。
緊迫感のある作風とのあまりの落差に、思わずお腹を抱えて笑ってしまった人も多いのではないでしょうか。
最新の第13話で見せた「乃木ちゃん」呼びと驚きの態度急変
宇佐美部長の乃木に対する親密な姿勢は、最新の第13話でさらに加速しています。
これまで以上に感情をストレートに出す彼の一挙手一投足から目が離せません。
それまで普通に「乃木」と呼んでいたにもかかわらず、本部長への昇進が決まってからは公私を問わず「乃木ちゃん」と呼ぶようになりました。
さらに、乃木の態度に対して一喜一憂する様子は、視聴者から「まるでメンヘラな彼女のようだ」と表現されるほどの甘えっぷりを見せています。
仕事の報告を受ける場面でも、乃木の気を引こうとするかのようなコミカルなやり取りが挟まれます。
こうした乙女チックな一面を見せてくれるのが、非常に可愛らしいポイントです。
重たい展開が多い本作だからこそ、こうしたマスコット的な存在感がより際立ち、愛おしさを感じさせます。
るんるん気分でバルカ行き航空チケットを確保する愛らしい行動
さらに視聴者を和ませたのが、乃木を追いかけるために見せた、あまりにもフットワークの軽い行動力です。
乃木がバルカ共和国での業務に向かうと知るやいなや、宇佐美部長はなんと自分もバルカへ行くための航空チケットを勝手に取得してしまいました。
乃木と少しでも一緒にいたい、あるいは現地での仕事を直接見守りたいという一心からの行動でしょうか。
このるんるんとした様子は、SNSでも以下のような声が上がっています。
- 来ちゃった、というノリでバルカ行きを決めていて面白すぎる
- 5日後に現地で合流する予定を考えると、乃木の正体がバレないかヒヤヒヤする
- 宇佐美部長のるんるん出張プランだけが今の癒やし
この身軽なムーブは、重大な別班の作戦行動を控える乃木にとっては大きな障害とも言えます。
しかし、視聴者にとっては「次にバルカでどんな騒動を起こしてくれるのだろう」と、今後の展開が楽しみになる見事なスパイスとなっています。
第1シーズンの冷徹な追及から一転した乃木とのツンデレ関係
今でこそ乃木を溺愛している宇佐美部長ですが、第1シーズンでの初登場時は全く異なる印象のキャラクターでした。
この関係性の変化によるギャップも、ファンを惹きつける大きな要素です。
第1シーズン前半に起きた、あの「140億円誤送金事件」の際、宇佐美部長は乃木を最も厳しく糾弾した人物の一人でした。
乃木を犯人だと疑い、冷徹な態度で追及する姿からは、頼りない乃木を四面楚歌に追い込む厳しい上司という印象を受けます。
それが第2シーズンになり、自分の出世を助けてもらった途端に「乃木ちゃん」と呼んでデレデレになるのですから、その手のひら返しは見事としか言いようがありません。
人間味がありすぎるほどの現金さと、過去の厳しさを忘れさせるほどの懐きっぷりの落差が、たまらなく魅力的に映ります。
宇佐美部長を演じる歌舞伎俳優・市川猿弥さんの魅力と愛嬌
宇佐美部長という一見わき役でありながら強烈な個性を放つキャラクターを、より魅力的に仕上げているのが、演者である市川猿弥さんの存在です。
二代目・市川猿弥さんは、澤瀉屋に所属する実力派の歌舞伎役者です。
舞台で見せる大らかで陽性な芸風や、滲み出るような独特の愛嬌は、今回のドラマ出演でも遺憾なく発揮されています。
インタビューなどによると、福澤克雄監督から直接オファーを受けてこの役を射止めたそうです。
監督が彼を抜擢した背景には意外な出会いやプッシュがあったようで、まさにその愛されるキャラクター性がドラマの現場にもそのまま持ち込まれたような形になりました。
歌舞伎界で培われた確かな表現力があるからこそ、一歩間違えれば不自然に見えるキスシーンやコミカルな台詞回しも、視聴者が素直に笑って受け入れられる絶妙なバランスで成立しているのだと感じます。
誰もが信じられないサスペンスだからこそ際立つ究極の癒やし
登場人物の多くが裏の顔を持ち、別班の工作員や公安、あるいはモニターとしての身分を隠して動いているのがVIVANTの世界です。
そんな中、宇佐美部長だけは本当に何の裏もなく、ただ出世が嬉しくて、ただ乃木に感謝しているだけの「普通のおじさん」ではないかと囁かれています。
もちろん、視聴者の間では「もしかして彼も別の組織と繋がっている大穴の黒幕なのでは」という不穏な考察もゼロではありません。
しかし多くのファンは、彼には最後まで純粋な「癒やし枠」のままでいてほしいと願っています。
正直、この先の展開によって彼の正体がどう転ぶかは好みが分かれる部分かもしれませんが、個人的には、ただの面白いおじさんであってほしいなと感じます。
誰のことも信用できなくなるようなドロドロした頭脳戦が繰り広げられるからこそ、彼のように感情をそのまま表に出して喜んでいる人物の存在が、張り詰めた視聴者の心を優しく解きほぐしてくれるのです。
まとめ
『VIVANT』第2シーズンで大きな存在感を放つ宇佐美部長は、厳しい追及を見せた前作からのギャップや、頬へのキスといったコミカルな行動で視聴者を大いに楽しませてくれています。
緊迫したサスペンスが続く中で、彼の見せる純粋で少し乙女チックな姿は、私たちの心にそっと寄り添う貴重なオアシスです。
バルカ共和国へのチケットを手に入れた彼が、現地で乃木とどのように合流し、またどんな笑いを届けてくれるのか。
今後の放送でも、彼の愛らしい活躍にぜひ注目しながら、物語の行く末を見守っていきたいところです。
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