日曜劇場『VIVANT』第2シーズンの第15話をリアルタイムで見ていたのですが、あまりの怒涛の展開に頭が追いつかなくなりました。
中でも、行方をくらましていた野崎がチンギスを介して乃木に渡した「天網恢恢疎にして漏らさず」というメモ。
このシリアスすぎる格言の裏で、SNSでは「東条がお漏らししすぎ!」と別の意味で大騒ぎになっていたのが可笑しくて、思わずネットの考察や反応を調べてしまいました。
今回は、あの印象的なメモに込められた野崎の本当の狙いと、ネットで話題になった爆笑のツッコミについて、整理した内容をシェアしますね。
「天網恢恢疎にして漏らさず」言葉の本来の意味
まずは、劇中で登場した言葉の基本的な部分をおさらいしておきましょう。
この「天網恢恢疎にして漏らさず(てんもうかいかいそにしてもらさず)」という言葉は、中国の古代の思想書である『老子』に出てくる一節が元になっています。
天が張る網は非常に広大で、一見するとその網の目は粗く見えます。
しかし、悪人をその網の目から漏らすことは決してないという意味を指します。
どれだけ巧妙に隠そうとしても、悪事や不正はいつか必ず暴かれて天罰が下るという、強い戒めが込められた格言ですね。
乃木とFがメモから読み解いた「見えない監視の目」
第15話で、バルカ警察のチンギスからこのメモを受け取った乃木は、相棒のFとともにその真意について話し合います。
野崎がわざわざ監視の届きにくいチンギスというルートを経由してメッセージを託したことには、深い意味がありました。
彼らは、野崎自身あるいは日本の公安そのものが、何者かによって厳重に監視されているのではないかと推測します。
直接伝えることができないほど包囲網が狭まっているからこそ、古典の格言を借りた暗号として乃木にサインを送ったのです。
公安外事4課に仕掛けられていた15台の罠
乃木の指示を受けたハッカーの東条が作成した探知機によって、驚くべき事実が浮かび上がりました。
公安外事4課の部屋を調べたところ、なんと15箇所もの電波反応が検出されたのです。
それらはすべて、公安が設置している正規の監視カメラと全く同じ位置にありました。
一見するとただのカメラですが、ボルトの大きさを比較すると純正品より1ミリだけ大きくなっていたのです。
そのわずかな隙間に超小型カメラが仕込まれており、公安内部の動きは中国の裏組織「シンシー」にすべて筒抜けになっていました。
野崎が警告した「天網」とは、まさにこの張り巡らされた盗撮カメラのネットワークを指していたわけですね。
野崎は裏切っていなかった!命がけの潜入捜査
別班は、事前に野崎の怪しい動きを察知していた形跡のある公安部長の佐野を拘束し、厳しく尋問します。
そこで佐野の口から語られたのは、ファンをホッとさせる真実でした。
野崎も佐野も決して日本を裏切ったわけではなく、むしろ野崎は現在、シンシーの内部へと潜入捜査を行っている最中だったのです。
別班員の情報をシンシー側に売り渡したのも、相手の信用を得て幹部入りを果たすための手土産に過ぎませんでした。
かつて北京の日本大使館にリエゾンとして駐在し、過酷な諜報活動を行っていた野崎だからこそできる、極めてリスクの高い単独ミッションに身を投じていたと言えます。
有能なハッカー東条がまさかの粗相キャラへ
一方で、この緊迫したストーリーの中で視聴者の笑いを誘ったのが、警視庁サイバー対策課の東条の扱いです。
野崎に過去のサイバー犯罪の証拠を握られ、脅されて工作に協力していた東条ですが、乃木とFに拉致されてしまいます。
首を吊られたかのような、極限の恐怖状態の中で尋問された東条は、情けない声を上げて失禁してしまいました。
さらに自宅に戻った後、野崎から突然ネットバンキングで「1億2947万2328円」という巨額の資金が振り込まれます。
共犯だと疑われるパニックの最中、再び背後から不意打ちでFに声をかけられ、恐怖のあまり本日2度目のお漏らしをしてしまうのです。
正直、このコミカルな演出については「シリアスな雰囲気が壊れる」と好みが分かれる部分かもしれません。
ただ、有能なキーマンでありながら、散々な目に遭うコミカルな様子に親しみを覚えたファンも多いのではないでしょうか。
「漏らさず」の言葉を巡るネット上の爆笑ツッコミ
シリアスなサスペンスパートと東条の情けないシーンが交互に描かれたことで、ネット上では非常に面白い盛り上がりを見せていました。
格言で「天網恢恢、疎にして漏らさず」とカッコよく決めているのに、東条は劇中で物理的に「漏らしまくっている」というギャップにツッコミを入れずにはいられない人が続出しています。
ネットの反応をいくつかまとめてみると、以下のような傾向が見られました。
- 「疎にして漏らさず」と言いながら、東条の話は全く別物で物理的にお漏らししているのが面白すぎる
- ハッカーとして有能なはずなのに、今回の東条はあまりにもダメなシーンが目白押しで愛おしい
- Fの脅し方が怖すぎて、自分があの場にいても漏らしてしまう自信がある
- 東条の悲惨なリアクションに濱田岳さんの高い演技力が光っており、この配役の意味がすべて詰まっている
このように、緊迫したドラマに一服の清涼剤のような笑いを提供してくれた東条に対して、挽回の機会を望む温かい声も多く寄せられていました。
シリアスなサスペンスにこういうユーモアが絶妙に混ざり合うのが、この作品の大きな魅力だなと感じます。
割り切れない世界で暴かれる真実
野崎のセリフにあった「何が正義で何が悪か永久に答えが出ない世界」という言葉の通り、物語は単純な勧善懲悪では語れない複雑な方向へと進んでいます。
野崎の真意が潜入捜査だと分かったことで一安心したものの、シンシーの本部の場所など、まだまだ多くの謎が残されています。
個人的には、緊迫したサスペンスの中に東条のようなユーモラスなキャラクターがいてくれるからこそ、最後まで胃を痛めずに楽しく見守ることができるのかなと思っています。
今後の放送でも、この「天の網」から誰がこぼれ落ちていくのか、目が離せそうにありませんね。
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