『VIVANT』第2シーズンの幕開けは、まさに衝撃の連続でしたね。前作でテントのモニター(内通者)であることが判明し、姿をくらませた新庄浩太郎。
彼が再び物語の鍵を握る存在として浮上し、SNSや考察サイトでも「あの場面の野崎は偽物ではないか?」という驚きの説が飛び交っています。
私自身、ネット上の熱心なファンの意見や各所の情報を追いかける中で、この複雑に絡み合った人間関係の真相が気になって仕方がありません。
前作で判明した新庄の衝撃的な正体
まず基本情報として整理しておきたいのが、新庄浩太郎という人物の立ち位置です。
彼は警視庁公安部・外事第4課に所属し、阿部寛さん演じる野崎守の忠実な部下として動いていました。
しかし、第1シーズンの最終回で、彼がテロ組織「テント」の日本におけるモニターであったことが暴露されます。
ベキたちの逃走を手助けした際、新庄は「偉大なるベキのお役に立てたのなら幸いです」と言い残し、国外へ逃亡しました。
振り返ってみると、彼が尾行に失敗していたシーンなどは、すべてモニターとしての意図的な行動だったと解釈できます。
第2シーズンで浮上した「野崎=新庄の変装」説
最新の考察で特に注目されているのが、第2シーズン第1話で乃木憂助の叔父と接触していた野崎の正体です。
一見するといつもの野崎ですが、ネット上では「あれは変装した新庄だったのではないか」という鋭い指摘が出ています。
新庄は長年、野崎のすぐ側で働いてきました。
彼の話し方や立ち居振る舞い、公安としての細かな作法までを熟知しており、野崎を演じるにはこれ以上ない条件が揃っていると言えます。
また、公開された新庄のビジュアルが、スーツが汚れ、誰かと通話している能動的な姿であったことも、彼が潜伏先で何らかの工作活動を行っている裏付けとして語られています。
不自然に強調された部屋番号「1544」の謎
この変装説を補強する最大の根拠とされているのが、作中で執拗に映し出された「1544」という数字です。野崎が電話で復唱し、さらにインターホンの画面でもアップで強調されるという、このドラマ特有の伏線らしい演出がありました。
この数字を聖書の「コリント人への手紙 第一 15章44節」として読み解くファンが続出しています。
- 「血肉の体で蒔かれ、霊の体によみがえる」
- 朽ちる肉体で葬られた者が、別の体としてよみがえることを説く一節
これがまさに、新庄が野崎という「別の姿」で現れた(復活した)ことを示唆しているのではないか、というわけです。
タイトルである『VIVANT(生きている)』というテーマとも深く共鳴しており、単なる数字遊びとは思えない重みを感じます。
新庄は別班拉致事件の首謀者なのか
一方で、第2シーズンのストーリーラインでは新庄の「敵」としての側面も強調されています。
行方不明になった黒須駿を含む別班員5名の拉致事件において、AIハヤトの分析により新庄が首謀者である可能性が浮上しました。
警視庁側も新庄の行方を死に物狂いで追っていますが、彼は依然として捕まっていません。
もし彼が拉致を指揮しつつ、野崎に変装して日本の中枢や乃木の周辺を探っているのだとしたら、その動機はもはや金銭的な対価だけでは説明がつかない気がします。
かつてのボスであるベキへの、一種の崇拝に近い忠誠心が彼を突き動かしているのかもしれません。
野崎と新庄の間に「協力関係」は存在するのか
ここで気になるのが、野崎と新庄が実は裏で繋がっている「協力者」である可能性です。
第1シーズンの時点で、新庄は野崎が来る前にテントの情報を消去しようとするなど、公安の思惑とは別の動きをしていました。
野崎自身、ジャミーンになつかれないといった「善悪」を揺さぶる描写がなされており、彼が完全に「白」なのかという点には常に疑問がつきまといます。
個人的には、すべてが新庄の単独犯というよりは、野崎という人物がどこまで新庄の正体や現在の動向を把握し、利用しているのかという点に、物語をひっくり返す大きな仕掛けがあるのではないかと睨んでいます。
ベキの生存を巡る情報戦の行方
この新庄の不穏な動きの先には、常に「ベキの生死」がちらついています。
新庄が野崎の顔を借りてまで情報を集めているのだとすれば、それは死んだとされるベキが実は生きているという確信、あるいはその証拠を掴むためかもしれません。
第2シーズンの第1話では、野崎がベキの死を既成事実化しようとする動きも見せていました。
新庄という「死者」同然の逃亡者が、かつての上司の姿を借りて復活し、本当の「VIVANT(生きている者)」を探し出す。
そんな皮肉な構図が隠されているのだとしたら、あまりにも巧妙な脚本と言わざるを得ません。
真相を解く鍵は数字と地政学にあり
最後に、物語のスケールをさらに広げる要素として、数字に隠された別の意味も提示しておきます。
「44」という数字は、イギリスの国際電話番号でもあります。
第1話の舞台となったキプロスにはイギリスの主権基地領域があり、そこは中東の通信傍受の拠点となっています。
つまり、この物語は単なる裏切り劇ではなく、高度な情報戦や通信傍受といった地政学的な対立も孕んでいる可能性があります。
新庄が日本にとどまっているのか、あるいはキプロスのような拠点を経由して動いているのか。
彼が野崎として発した言葉や、その背後にある数字の一つひとつが、今後バラバラだったパズルを繋ぎ合わせていくことになるでしょう。
今のところ、この「変装説」は有力な考察の一つに過ぎませんが、もし的中していたらと考えると鳥肌が立ちます。
野崎本人が動いているだけという可能性も捨てきれませんが、新庄という「裏の主人公」とも言える存在から、今後も目が離せそうにありません。
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