increaseの意味と使い方を解説!by・toの違いや類義語も紹介

英文を読んでいて「increase」という単語が出てきたとき、「増える」という意味は分かっても、文の中でどう使われているのか迷ったことはありませんか?

特に、increase by 10% と increase to 10% の違いや、rise・raiseとの使い分けは、英語学習でつまずきやすいポイントです。

increaseは「増える」「増やす」という意味を持ち、動詞だけでなく名詞としても使われます。さらに、前置詞や主語との組み合わせによって英文の意味が変わります。

この記事では、increaseの基本的な意味や発音から、文法、前置詞、類義語、ビジネス英語で使える例文まで順番に解説します。

最後まで読めば、increaseを見分けるだけでなく、自分でも正しく使えるようになります。

increaseの意味とは?読み方・発音・品詞を解説

increaseは、「増える」「増やす」「増加する」という意味の英単語です。数量や大きさ、価格、売上、人口などが大きくなるときに使います。

Cambridge Dictionaryでは、increaseを「量や大きさが大きくなる、または何かを大きくする」という意味の動詞として掲載しています。

また、名詞としても「増加」を表します。

increaseの基本的な意味は「増える・増やす」

increaseには、大きく分けて次の2つの意味があります。

意味 ニュアンス 例
増える・増加する 数量や程度が大きくなる 人口が増える
増やす・増加させる 人や組織が数量などを大きくする 生産量を増やす

実際の英文を見てみましょう。

例文1:増える

The number of visitors increased.

訪問者数が増えました。

例文2:増やす

We need to increase production.

私たちは生産量を増やす必要があります。

例文1では訪問者数そのものが増えています。

一方、例文2では「私たち」が生産量を増やすという意味です。

このように、increaseは主語や文の形によって「増える」と「増やす」の両方を表せます。

increaseの読み方と発音

increaseの発音は、動詞と名詞でアクセントの位置が変わります。

品詞 発音記号 アクセント
動詞 /ɪnˈkriːs/ 後ろの「crease」
名詞 /ˈɪn.kriːs/ 前の「in」

発音のイメージは次のとおりです。

  • 動詞:in-CREASE
  • 名詞:IN-crease

スペルは同じですが、アクセントを置く位置が違います。

英語では品詞によってアクセントが変わる単語があり、increaseもその一つです。

increaseは動詞と名詞の両方で使える

increaseは動詞としても名詞としても使えます。

英文を読むときは、文の中でどの役割を果たしているか確認しましょう。

品詞 意味 例文
動詞 増える・増やす Prices increase.
名詞 増加・増大 There was an increase in sales.

動詞の例

Prices increase every year.

価格は毎年上昇します。

名詞の例

There was an increase in sales.

売上の増加がありました。

名詞として使う場合は、an increaseのように冠詞を伴うことがあります。

また、increase in salesのように「何の増加なのか」を後ろに続ける表現もよく使われます。

increaseの活用形

increaseは規則動詞なので、過去形と過去分詞には-edを付けます。

項目 形
原形 increase
三人称単数現在形 increases
過去形 increased
過去分詞 increased
現在分詞 increasing

例文:

Sales increased last year.

昨年、売上が増加しました。

The number of users is increasing.

利用者数が増加しています。

過去形と過去分詞はどちらもincreasedです。

現在完了形ではhas increased、進行形ではis increasingのように使います。

increaseの正しい使い方と前置詞の違い

increaseを正しく使うには、動詞の文型と前置詞の意味を理解することが大切です。

特に覚えておきたいのが、次の4つです。

  • increase by:どれだけ増えたか
  • increase to:最終的にいくつになったか
  • increase in:何が増えたか
  • increase of:増加量・増加分

ここからは、具体的な例文を使って違いを確認しましょう。

increaseは自動詞・他動詞の両方で使える

increaseには、自動詞と他動詞の両方の使い方があります。

自動詞とは、目的語を置かずに「主語がどうなるか」を表す動詞です。

他動詞は、目的語を伴って「主語が何をどうするか」を表します。

自動詞として使う場合

The population increased.

人口が増加しました。

この英文では、人口そのものが増えています。

increaseの後ろに目的語はありません。

他動詞として使う場合

The company increased its prices.

その会社は価格を引き上げました。

こちらは、会社が価格を増やした、つまり価格を引き上げたという意味です。

its pricesが目的語になっています。

使い方 文の形 例文
自動詞 主語+increase Sales increased.
他動詞 主語+increase+目的語 We increased sales.

Oxford Learner’s Dictionariesでも、increaseは自動詞・他動詞の両方として説明されています。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: increaseを使うときは、最初に「何が増えたのか」と「誰が何を増やしたのか」を考えましょう。

自動詞と他動詞の区別を意識せずに日本語から英文を作ると、主語と目的語の関係が曖昧になりがちです。まずはSales increased.とWe increased sales.を比べて、文の形を覚えることをおすすめします。

increase byとincrease toの違い

increaseの使い方で特に間違えやすいのが、byとtoの違いです。

結論からいうと、byは増加した量、toは増加後の到達値を表します。

例えば、売上が100万円から120万円に増えた場合を考えてみましょう。

increase by:増加した量に注目

100万円

増加前

+20万円

120万円

増加後

Sales increased by 20万円.

売上は20万円増加しました。

increase to:到達した数値に注目

100万円

増加前

到達値

120万円

増加後

Sales increased to 1.2 million yen.

売上は120万円に増加しました。

表現 意味 注目するポイント
increase by 20% 20%増加する 増加した割合
increase to 20% 20%になる 増加後の割合
increase from 100 to 120 100から120に増える 変化前と変化後

さらに、Oxford Learner’s Dictionariesではincrease from A to Bという形も紹介されています。

増加前と増加後の数値を両方示したい場合に便利です。

例文で確認しましょう。

The number of customers increased by 10%.

顧客数は10%増加しました。

The percentage increased to 10%.

割合は10%になりました。

byとtoを間違えると、伝わる数値の意味が変わってしまいます。

数字を使う英文では特に注意しましょう。

increase inとincrease ofの違い

increase inとincrease ofは、どちらも名詞increaseと一緒によく使われます。

基本的には、inは増加した対象、ofは増加量・増加分を示すと覚えると理解しやすくなります。

表現 意味 例文
an increase in sales 売上の増加 We saw an increase in sales.
an increase in demand 需要の増加 There was an increase in demand.
an increase of 10% 10%の増加 There was an increase of 10%.

increase inの例文

We saw an increase in sales.

私たちは売上の増加を確認しました。

何が増加したのかを示すときに使います。

increase ofの例文

There was an increase of 10% in sales.

売上に10%の増加がありました。

どれくらい増えたのかを示す表現です。

Cambridge DictionaryとOxford Learner’s Dictionariesでも、increase inやincrease ofを使った名詞表現が紹介されています。

increase withの意味と使い方

increase withは「〜とともに増える」という意味で使われます。

時間や年齢、条件などの変化に伴って、数量や程度が増加することを表します。

例文

The effectiveness increases with time.

時間とともに効果が高まります。

The risk increases with age.

年齢とともにリスクが高まります。

Oxford Learner’s Dictionariesにも、increase with timeの用例が掲載されています。

前置詞の使い分け早見表

前置詞 意味 覚え方
by 増加量 どれだけ増えた?
to 到達値 いくつになった?
in 増加した対象 何が増えた?
of 増加量・増加分 どれくらいの増加?
with 変化に伴う増加 何とともに増える?

increaseとrise・raise・go upの違い

increaseと似た意味を持つ英単語には、rise・raise・go up・growなどがあります。

どれも「増える」「上がる」という意味で使われますが、文法やニュアンスには違いがあります。

特に重要なのは、riseは基本的に自動詞、raiseは他動詞という点です。

increaseとriseの違い

increaseとriseは、どちらも数量や価格などが増加・上昇するときに使えます。

比較項目 increase rise
基本的な意味 増える・増やす 上がる・増える
自動詞 使える 使える
他動詞 使える 通常使わない
過去形 increased rose
過去分詞 increased risen

increaseの例文

Prices increased last year.

昨年、価格が上昇しました。

riseの例文

Prices rose last year.

昨年、価格が上昇しました。

どちらも価格の上昇を表しています。

ただし、riseは基本的に「主語そのものが上がる」という自動詞です。

一方、increaseは「増える」に加えて「何かを増やす」という他動詞の使い方もできます。

increaseとraiseの違い

increaseとraiseは、どちらも「増やす」という意味で使えます。

ただし、raiseは基本的に他動詞なので、何を上げるのかを表す目的語が必要です。

比較項目 increase raise
基本的な意味 増える・増やす 上げる・増やす
自動詞 使える 基本的に使わない
他動詞 使える 使える
過去形 increased raised
過去分詞 increased raised

increaseの例文

The price increased.

価格が上がりました。

raiseの例文

The company raised the price.

その会社は価格を引き上げました。

raiseの後ろにはthe priceという目的語があります。会社が価格を上げたという行為を表しているためです。

Cambridge Dictionaryも、raiseは目的語を必要とする他動詞、riseは目的語を取らない自動詞として区別しています。

increaseとgo upの違い

go upも「上がる」「増える」という意味を持つ表現です。

increaseと比べると、go upは日常会話で使いやすい口語的な表現です。

比較項目 increase go up
基本的な意味 増える・増やす 上がる・増える
使用場面 日常・ビジネス・文章 日常会話でよく使う
ニュアンス 比較的幅広く使える 口語的で自然
例文 Prices increased. Prices went up.

increaseの例文

The cost of living increased.

生活費が増加しました。

go upの例文

The cost of living went up.

生活費が上がりました。

どちらも意味は近いですが、ビジネス文書やレポートではincreaseが使いやすく、日常会話ではgo upも自然です。Cambridge Dictionaryでも、go upは増加や上昇を表す表現として紹介されています。

increaseとgrowの違い

growは「成長する」「大きくなる」「増える」という意味の英単語です。

increaseが数量や程度の増加に重点を置くのに対して、growは人・組織・事業などが成長する意味でも使われます。

比較項目 increase grow
基本的な意味 増える・増やす 成長する・増える
主な対象 数量・価格・売上など 人・組織・事業・植物など
ニュアンス 数量や程度の変化 成長・発展を含む変化

increaseの例文

Sales increased by 20%.

売上が20%増加しました。

growの例文

The company has grown rapidly.

その会社は急速に成長しました。

売上の数値が増えたことを伝えるならincrease、会社そのものが成長したことを伝えるならgrowが自然です。

increaseの反対語はdecrease

increaseの反対語として覚えておきたいのがdecreaseです。

increaseが「増える・増やす」なのに対し、decreaseは「減る・減らす」という意味です。

単語 意味 例文
increase 増える・増やす Sales increased.
decrease 減る・減らす Sales decreased.
reduce 減らす We reduced costs.
decline 減少する・低下する Demand declined.

increaseとdecreaseの例文

The number of customers increased.

顧客数が増えました。

The number of customers decreased.

顧客数が減りました。

また、reduceは「何かを減らす」という他動詞としてよく使われ、declineは需要や売上などが低下する場合に使われます。

類義語の使い分け比較表

単語 意味 文法上の特徴 使う場面の例
increase 増える・増やす 自動詞・他動詞 売上・価格・数量
rise 上がる・増える 基本的に自動詞 価格・温度・数値
raise 上げる・増やす 基本的に他動詞 価格・給料・手
go up 上がる・増える 句動詞 物価・料金・数値
grow 成長する・増える 自動詞・他動詞 会社・事業・植物
decrease 減る・減らす 自動詞・他動詞 人口・売上・数量
reduce 減らす 他動詞 コスト・リスク・時間
decline 減少する・低下する 主に自動詞 需要・売上・価値

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: riseとraiseは、意味だけでなく過去形もセットで覚えましょう。

riseはrose、raiseはraisedと形が異なります。英作文では「誰かが何かを上げる」のか「何かが自然に上がる」のかを考えると、単語選びで迷いにくくなります。

increaseを使った例文・ビジネス英語

increaseは日常会話だけでなく、ビジネス英語でもよく使われます。

売上・利益・生産量・効率など、仕事で扱うさまざまな数値や状態の増加を表現できる便利な単語です。

ここでは、日常会話とビジネスの場面に分けて例文を紹介します。

日常会話で使えるincreaseの例文

英文 日本語訳
The number of visitors increased. 訪問者数が増えました。
My expenses increased this month. 今月は出費が増えました。
I want to increase my vocabulary. 語彙を増やしたいです。
The temperature is increasing. 気温が上昇しています。
We need to increase the amount of water. 水の量を増やす必要があります。
The population is increasing. 人口が増加しています。

日常会話では、increaseを使って数量や程度の変化を表現できます。

例えば、英語の語彙を増やしたい場合はincrease my vocabulary、気温が上昇している場合はthe temperature is increasingとなります。

ビジネス英語で使えるincreaseの例文

ビジネスの場面では、売上や利益、生産量などを説明するときにincreaseが活躍します。

英文 日本語訳
We need to increase sales. 売上を増やす必要があります。
Revenue increased by 15%. 売上高が15%増加しました。
We saw an increase in profits. 利益の増加が見られました。
The company plans to increase production. その会社は生産量を増やす計画です。
We want to increase productivity. 生産性を高めたいと考えています。
The company increased its investment. その会社は投資額を増やしました。

ビジネス英語では、increase salesやincrease productivityのように、increaseの後ろに増やしたい対象を置く表現がよく使われます。

Cambridge DictionaryのBusiness Englishでも、売上・生産性・効率などとincreaseを組み合わせた表現が紹介されています。

increaseを使った便利なフレーズ

increaseと一緒に使われることが多い単語を覚えておくと、英文を作るときに役立ちます。

英語表現 日本語訳
increase sales 売上を増やす
increase revenue 収益を増やす
increase profits 利益を増やす
increase productivity 生産性を高める
increase efficiency 効率を高める
increase production 生産量を増やす
increase the risk リスクを高める
a significant increase 著しい増加
a gradual increase 徐々に増加すること
a sharp increase 急激な増加

また、増加の程度を表す副詞を組み合わせると、より詳しい状況を伝えられます。

  • increase significantly:大幅に増加する
  • increase gradually:徐々に増加する
  • increase rapidly:急速に増加する
  • increase slightly:わずかに増加する
  • increase dramatically:劇的に増加する

increaseに関するよくある質問

最後に、increaseについて英語学習者が疑問に感じやすいポイントをQ&A形式でまとめました。

increaseは自動詞ですか?他動詞ですか?

increaseは自動詞・他動詞の両方で使えます。

  • 自動詞:Prices increased.(価格が上昇しました)
  • 他動詞:We increased the price.(私たちは価格を引き上げました)

目的語があるかどうかに注目すると、使い分けやすくなります。

increase byとincrease toはどう違いますか?

byは増加した量、toは増加後の到達値を表します。

  • increased by 10:10増えた
  • increased to 10:10になった

例えば、売上が100万円から120万円になった場合は、increased by 20万円またはincreased to 120万円と表現できます。

increaseの過去形と過去分詞は何ですか?

どちらもincreasedです。

increaseは規則動詞なので、語尾に-edを付けます。

  • 原形:increase
  • 過去形:increased
  • 過去分詞:increased

例:Sales have increased.(売上が増加しました)

increaseの名詞形は何ですか?

increase自体が名詞として使えます。

例えば、an increase in salesは「売上の増加」という意味です。

動詞と名詞ではアクセントの位置が変わる点にも注意しましょう。

increaseとriseはどちらを使えばいいですか?

どちらも「増える」「上昇する」という意味で使えます。

ただし、increaseは自動詞・他動詞の両方で使えるのに対し、riseは基本的に自動詞です。

  • Prices increased.:価格が上昇した。
  • Prices rose.:価格が上昇した。

「価格が上がった」と表現する場合は、どちらも使えます。

increaseとraiseの違いは何ですか?

increaseは「増える・増やす」、raiseは「上げる・増やす」という意味です。

increaseは自動詞・他動詞の両方で使えますが、raiseは基本的に他動詞として使います。

  • The price increased.:価格が上がった。
  • The company raised the price.:会社が価格を上げた。

increaseはビジネス英語でも使えますか?

はい。increaseはビジネス英語でも幅広く使われます。

例えば、売上を増やすならincrease sales、生産性を高めるならincrease productivityと表現します。

会議や報告書、ビジネスメールなどでも役立つ単語です。

まとめ:increaseの意味と使い方をおさらい

increaseは「増える」「増やす」「増加する」という意味を持つ英単語です。

動詞と名詞の両方で使えるほか、自動詞・他動詞の使い分けや前置詞の組み合わせを理解すると、より正確な英文を作れるようになります。

今回の記事で覚えておきたいポイントは次の5つです。

  1. increaseの意味:「増える」「増やす」「増加」
  2. 品詞: 動詞と名詞の両方で使える
  3. byとtoの違い: byは増加量、toは到達値
  4. inとofの違い: inは増加した対象、ofは増加量などを表す
  5. 類義語との違い: riseは基本的に自動詞、raiseは基本的に他動詞

最初はすべてを暗記しようとせず、まずはincrease byとincrease toの違いから覚えてみましょう。

例えば、今日の売上や身近な数字を使って英文を1つ作るだけでも、理解が深まります。

increaseの意味を覚えるだけで終わらせず、実際の英文で使いながら、少しずつ自分の表現にしていきましょう。

参考文献・出典

本記事の語義・文法・用例の確認には、以下の辞書・資料を参照しました。

  1. Cambridge Dictionary:increase — increaseの動詞・名詞の意味、発音、用例。
  2. Oxford Learner’s Dictionaries:increase(動詞) — 自動詞・他動詞、活用形、前置詞の用法。
  3. Oxford Learner’s Dictionaries:increase(名詞) — 名詞としての意味と用例。
  4. Cambridge Dictionary:Raise or rise? — raiseとriseの文法上の違い。
  5. Cambridge Dictionary:go up — go upの意味と使い方。
  6. JEOL 用語集:increase — increaseの用法に関する解説。
  7. IIBC TOEIC公式 English Upgrader — ビジネス英語における昇給表現など。

 

【関連記事】

almostの意味と使い方を完全解説!most・nearlyとの違いや例文も紹介

「その時」と訳すのは卒業!文末の then を味方につけて英会話のフリーズをなくす方法

「I fixed」と「I have fixed」の違いは?エンジニアのための「have 過去分詞」論理的使い分けガイド

「当たり前だろ」と思わせない。プロのPMがobviousの代わりに使う「明白」の使い分け術

institutionの意味は「確立」で繋がる!instituteとの違いと実務での即断ルール

スポンサーリンク