日曜劇場『VIVANT』第2シーズン(シーズン2)の放送が始まり、考察班の間で最も熱い視線を浴びているのが、小日向文世さん演じる長野専務の存在です。
前作では「ただの不倫おじさん」という拍子抜けな結末を迎えたはずの彼でしたが、ついに第12話でその正体が明かされました。
私自身、ネット上の情報を追いかけながら「絶対に何かある」と信じていた一人として、今回の展開には驚きを隠せませんでした。
第1シーズンから囁かれていた「空白の2年間」の謎
長野利彦専務は、乃木が勤める丸菱商事の上司として登場しました。
当初からその経歴には不自然な点があり、防衛大学校を卒業してから一橋大学の大学院に入学するまでの間に「空白の2年間」が存在することが指摘されてきたのです。
野崎の取り調べに対し、長野は「薬物依存の更生施設に入っていた」と告白し、裏取りもされたことで一度は疑惑が晴れた形になっていました。
しかし、ベテラン俳優である小日向文世さんが、そんなトホホな理由だけで物語から退場するはずがないという期待感が、視聴者の間では消えずに残っていました。
タイ・バンコクのホテルで明かされた衝撃の正体
第12話(シーズン2第2話)の終盤、ついにその時が訪れました。
別班拉致事件を追ってタイのバンコクに潜入していた乃木憂助のもとに、司令から新たな別班員の合流が伝えられます。
乃木がホテルの部屋で待機していると、ドアをノックする音が響き、接触コード「32118」の確認が行われました。
ドアを開けた乃木の眼前に立っていたのは、いつもの柔和な上司ではなく、引き締まった表情をした長野専務だったのです。
東南アジアを統括する別班の重鎮としての顔
長野専務は、単なる一隊員ではなく「東南アジア方面を統括する別班員」であることが判明しました。
彼は現地警察とも強いパイプを持っており、武装した新庄を確保するために必要な戦力を整える役割を担っています。
乃木の前で見せた驚がくの表情は、彼自身も乃木の正体を知らなかった、あるいは現場で直接対面することに驚いたことを示唆しているようです。
第1シーズンで「ただの不倫」と片付けられていた事象も、実はハッカーである太田梨歩に接近し、彼女を保護あるいは監視するための任務だった可能性が極めて高くなりました。
「小日向文世の無駄遣い」説から一転した評価
前作の放送終了後、ネット上では「小日向文世さんの無駄遣い」という言葉がトレンド入りするほど、長野専務の扱いに不満を持つ声が多く聞かれました。
当時は「若い娘と不倫していただけのエロおやじ」という、俳優の格に見合わないトホホなキャラクターとして描かれていたためです。
しかし今となっては、それらすべてが彼の「表の顔」を守るための高度な偽装工作だったと解釈されています。
視聴者からは「ようやく本領発揮」「期待を裏切らない展開」といった興奮の声が上がっており、制作陣の計算高さに改めて感服させられます。
次回予告が示唆する「最大の裏切り者」の意味
正体が判明して安堵したのも束の間、新たな不安要素が浮上しています。
第12話の最後で流れた次回予告には「最大の裏切り者」という不穏なテロップとともに、神妙な面持ちの長野専務が映し出されました。
別班として乃木の応援に駆けつけたはずの彼が、なぜ「裏切り者」と関連付けられているのか、ネット上ではさらなる考察が加速しています。
一部では、長野が過去に別班から除隊された恨みを持っているのではないか、あるいは敵組織のボスそのものではないかという、にわかには信じがたい予測も飛び交っているのが現状です。
長野専務に対する世間の反応と期待の傾向
今回の正体判明を受けて、SNSや考察サイトでは歓喜に近い反応が見られます。
「やっぱりか!」「ずっと待っていた」という声が多く、彼の経歴や「fox.777」というメールアドレスに隠された伏線回収に満足している人が多い印象です。
一方で、彼が今後「味方」として活躍し続けるかについては、以下のような複雑な予測も立てられています。
- 乃木のピンチを救ってくれる、頼れる大ベテランであってほしいという願い
- 別班の理念すら超えた、独自の恐ろしい目的を持った黒幕であってほしいという期待
- 太田梨歩との不倫関係も、彼女の能力を組織のために利用するための工作だったのではないか
これほどまでに「裏がある」と思わせるキャラクターは他に類を見ず、今後の展開から一瞬たりとも目が離せません。
物語の鍵を握る男の真の目的
長野専務の正体が別班員だったという事実は、これまでの『VIVANT』の見方を根底から覆すものでした。
空白の2年間や不倫疑惑など、散りばめられた伏線がようやく一本の線として繋がり始めています。
しかし、「最大の裏切り者」という言葉が彼に向けられたものだとしたら、本当の戦いはこれから始まるのかもしれません。
第1シーズンで彼を「不倫おじさん」と笑っていた私たちは、福澤監督の手のひらで踊らされていたのだと痛感しました。
乃木と長野、二人の別班員が織りなす物語がどのような終着点に向かうのか、今後の放送をじっくり見守りたいと思います。
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