日曜劇場で大きな話題を集め、日本中を熱狂させたドラマ『VIVANT』。
圧倒的な映像美と壮大な海外ロケにハラハラしながらも、ネット上である言葉を検索する人が増えています。
それが「VIVANT ツッコミ」というキーワードです。
私自身、この作品の考察やファンの熱い反応を検索して調べていくうちに、視聴者がどれほどこのドラマを「愛を持ってツッコミながら楽しんでいたか」を知り、その面白さを共有したくなりました。
この記事では、検索で見つけたファンの熱い反応や、作中で思わずクスッとしてしまう愛あるガバガバ演出についてまとめて紹介します。
これを知れば、ドラマがさらに何倍も面白く感じられるはずです。
規格外の大作ドラマに潜む「愛あるユルさ」
本作は、1話あたりの制作費が1億円とも噂されるほどの破格のスケールで作られました。
モンゴルでの長期ロケを敢行し、砂漠での大暴走や爆破シーンといった圧倒的な「画」の力で私たち視聴者を圧倒し続けました。
しかし、その一方で、実は「そこはスルーしていいの?」と思わず画面に向かって言いたくなるような、ツッコミどころのユルさも絶妙に散りばめられています。
完璧すぎるハードボイルドアクションではなく、どこか漫画的なリアリティがあるからこそ、視聴者はSNSで一緒に盛り上がる「共犯関係」を築くことができたのかもしれません。
そんな、ファンに愛される代表的なツッコミポイントを具体的に見ていきましょう。
乃木の万能すぎる計量能力への疑問
主人公の乃木憂助は、物語の最初から数々の特技を披露して視聴者を驚かせてきました。
なかでも、多くのファンが「そんなことある?」と笑ってしまったのが、重さを計る特技です。
彼は、1キログラムまでの重さであれば、手の感覚だけでほぼ10グラムの誤差なく測ることができます。
このあまりにもピンポイントかつ超人的な能力に対して、ネット上ではこのような感想が寄せられていました。
- 「どんな特技やねん!」とテレビの前でツッコまずにはいられなかった
- 便利だけど、他に覚えるべき戦闘技術があったのではと思ってしまう
- この特技が後々の大ピンチを救う布石になるのかと勘ぐってしまった
最初は不自然に感じた設定も、ストーリーが進むにつれて視聴者を惹きつける大切なスパイスになっていくのが、このドラマの面白いところですね。
タイに潜伏中の新庄が納豆を我慢できない事件
シーズン2の第12話でも、非常にシュールなツッコミどころが生まれました。
テントのモニターとしてタイに潜伏していた新庄ですが、なんと別班の乃木たちに居場所を特定されてしまいます。
その追跡の手がかりとなったのが、新庄がタイのスーパーで購入した「赤飯」と「納豆」でした。
長期の海外生活でどうしても日本食が恋しくなったという、実に対人間味にあふれる理由です。
この展開には、ドラマのファンだけでなく、出演していた俳優陣からもツッコミが殺到しました。
公式のラジオ番組『VIVANT 悪役会議室』では、迫田孝也さんたちが「納豆くらい我慢できるでしょ」と新庄の詰めの甘さをバッサリと切り捨てています。
悪役会議室の新メンバーは今日退場したばっかの新庄w w w w w
新庄の死は偽装かもとほんのちょっと疑っていたけど天使の輪付けてるから本当に死んじゃったんだw w w
納豆食って身元バレたの笑ってた3人に怒りプンプンの新庄面白すぎるw w w w#VIVANT #悪役会議室 pic.twitter.com/5rp4Mn1fqt— びっぐまっく🍔🍟 (@mgmgbigmac) August 16, 2026
あれほどプライベートジェットを駆使して冷徹に計画を進めていた組織のメンバーが、納豆の誘惑に勝てずに捕まる姿は、正直かなり微笑ましいポイントでした。
岡山駅の新型特急にばっちり映り込んだカメラマン
シーズン2の第14話では、映像の編集ミスではないかと思われる決定的なシーンが話題となりました。
乃木が逃走する東条を追って、岡山駅から特急やくもに乗り込むシーンです。
列車のドア付近にあるLED電光掲示板に、堺雅人さんを一生懸命追いかけて撮影している「30代前後の男性カメラマン」の姿が、鏡のようにくっきりと映り込んでしまっています。
そんでVIVANTをチェックしてみたら、たしかにカメラマンが映りこんでいた。これは恥ずかしい pic.twitter.com/6SRIMZ4Cd8
— Arai Kaoru (@araikaoru) August 17, 2026
実際の列車を貸し切って一発撮りで撮影されたため、取り直しが難しかったのかもしれませんが、これにはSNSでも驚きの声が上がりました。
さらに、劇中の設定は2023年であるのに対し、乃木が乗った特急やくもは2024年にデビューした新型車両である273系だったことも判明しています。
鉄道ファンにとっては「未来の列車が走っている」という、思わぬ時間軸のズレもツッコミ要素となりました。
エルサレムの空爆シーンに紛れ込む岐阜の看板
同じく第14話では、公安の野崎が中国系組織シンシーのハン・リンシンと密会するシーンがありました。
設定上は「エルサレム」ということになっており、遠くの夜景には空爆のCGが合成されるというシリアスな場面です。
しかし、よく見ると空爆が行われているはずの異国の街並みのなかに、日本の青い看板がはっきりと映り込んでいました。
夢を壊すようですが…
スギ薬局(㊧、くすりの看板)と
ヒマラヤ(㊨、青い看板)
やんか…#VIVANT #日曜劇場#岐阜市 https://t.co/OiBQKb1LE4 pic.twitter.com/9kHEPtDVEn— 【ドビャ】思わず吹きだす不思議な世界 (@notvnolife2023) August 17, 2026
実は、このシーンのロケ地は岐阜県庁の20階にある展望台です。
そして、ぼやけた夜景に写っていた青い看板は、県庁前にある有名なスポーツ用品店のものでした。
地元の人々からはすぐに「エルサレムなのに岐阜の店がある!」と特定され、ネットで大きな笑いを誘うことになりました。
多額の予算をかけている作品だからこそ、こうした身近な風景の映り込みを見つけるのは宝探しのようで楽しいものです。
逃亡中の身でありながら表札を出してしまうアリ
シーズン2の第1話(第11話)でも、ストーリーのご都合主義な展開に疑問を感じる声がありました。
別班の乃木の計らいによって、別人のパスポートを使い、ベネズエラへと逃げ延びたはずのアリが、なぜか突然キプロスに現れます。
これだけでも驚きですが、さらに不自然なのが彼の住まいでした。
彼は命を狙われて潜伏している逃亡者であるにもかかわらず、自宅の前に本名である「アリ」と手書きした表札を堂々と掲げていたのです。
これには「見つかりに言っているようなものだ」と、不自然すぎる隠れ方に多くの視聴者が首をかしげました。
ハラハラさせるサスペンスのなかに、時折こうした強引な設定が挟まれるのも、この作品のご愛嬌と言えます。
ツッコミを共有して楽しむ新しいドラマの形
調べてみると、『VIVANT』という作品は、ただ完成されたストーリーを鑑賞するだけのドラマではないことがよく分かります。
視聴者が細かな矛盾や不自然なシーンをSNSで見つけ出し、それを共有して盛り上がることで、作品の一部として完成していく新しいエンタメの形を提示してくれました。
時には「ちょっと雑すぎる」と冷めてしまう人もいるかもしれませんが、個人的にはこうしたユルさがあるからこそ、登場人物たちに人間味を感じられて愛着が湧くのかなと感じています。
みなさんも次回の放送を観るときは、少し肩の力を抜いて、お気に入りのツッコミポイントを探しながら楽しんでみてはいかがでしょうか。
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