TBS系日曜劇場『VIVANT』の第2シーズンが放送され、相変わらずの盛り上がりを見せています。
私も毎週ハラハラしながら画面にかじりついている一人ですが、ふとネット上の評判を検索してみて驚きました。
第1シーズンのかなり早い段階で退場したはずの「山本巧」の名前が、いまだに頻繁に飛び交っているのです。
なぜ、あの裏切り者である山本が、これほど視聴者に愛され続けているのでしょうか。
今回はネット上のファンの声やスピンオフでの発言などを中心に、山本巧を演じる迫田孝也さんの人気の秘密について、色々と情報を集めてみました。
『VIVANT』山本巧の立ち位置と劇中での悲惨な最期
まずは簡単に、山本巧というキャラクターについておさらいしておきます。
山本は、堺雅人さん演じる主人公・乃木憂助の丸菱商事における同期として登場しました。
頼れる味方のように描かれていましたが、実は国際テロ組織「テント」のモニター(スパイ)という裏の顔を持っていました。
第1シーズンの第4話でその正体が暴かれ、乃木によって自死に見せかける形で首を吊られて処刑されてしまいます。
登場話数としては非常に短く、物語の序盤で命を落とした、明確な「悪役」でした。
それにもかかわらず、彼の人気は衰えるどころか、第2シーズンが始まった現在もさらに熱を帯びている状況です。
その人気の背景には、いくつかの面白い理由が隠されていることが分かりました。
秘密その1:「やはり迫田さん」という視聴者の安心感と愛
迫田孝也さんといえば、これまでに『天国と地獄〜サイコな2人〜』や『真犯人フラグ』、『マイファミリー』など、多くの人気サスペンスドラマで「実は犯人だった役」や「最も怪しい人物」を演じてきた実績があります。
そのため、今回の『VIVANT』が始まった際も、迫田さんが登場した瞬間にネット上では警戒する声が多数上がっていました。
「今回は良い人なのか、それともまた裏切るのか」と視聴者がざわざわしていたのを覚えている方も多いのではないでしょうか。
そして第4話で実際にテントのモニターだと判明したとき、SNSなどは「やっぱり迫田さんだった!」という一種の安心感と喜びで大いに沸きました。
役柄としては悪人なのですが、視聴者にとっては「期待を裏切らない、最高の裏切りをしてくれた」という愛おしさに変わったようです。
このような親しみやすさが、最初の人気の土台になっていると考えられます。
秘密その2:東大卒の超一流経歴と「愚鈍」のギャップ
山本の人気をさらに決定づけたのが、劇中での扱われ方と彼自身のスペックとの間にある大きなギャップです。
第1シーズンの最終回で、乃木が日本に潜む他のモニターについて語る際、「山本とは比べ物にならないくらい優秀な諜報員」と表現しました。
このセリフのせいで、山本は視聴者から「最底辺モニター」や「愚鈍なモニター」と愛着を込めてイジられることになります。
しかし、スピンオフ番組などで明らかになった彼の公式な経歴は、驚くほどの一流エリートでした。
- 2004年に東京大学工学部を卒業
- 2006年に東京大学大学院情報理工学研究科を修了
- 丸菱商事入社後は、情報システム部でITインフラ構築やサイバーセキュリティ対策に貢献
- エネルギー開発事業部一課の課長を務める
⚡️📻悪役会議室切り抜き📻⚡️️
😈山本巧の「主要勤務歴」😈https://t.co/mdEX1M5QRe
🟥毎週日曜23時生放送&生配信⬛️🐫3人は皆さんと同じエピソードまでしか見ていません。完全非公式な”憶測”です🐫 #悪役会議室 #VIVANT #VIVANTep13 pic.twitter.com/dSiEqGLDqZ
— 『VIVANT 悪役会議室』【公式】 (@VIVANT_AKUYAKU) August 11, 2026
これほど凄まじい頭脳を持ちながら、劇中では自衛隊の秘密組織「別班」にあっさりと見破られ、排除されてしまったわけです。
この「エリートなのにポンコツ扱いされてしまった悲哀」が、多くのファンの笑いと愛着をさらに誘う結果となりました。
個人的には、この設定の作り込みの細かさこそが作品の深みを生んでいると感じます。
秘密その3:公式とファンが一体で育てる「大天使」ミーム
ファンの間で山本巧は、時に「天使」や「大天使」と呼ばれて親しまれています。
首を吊られて亡くなった姿をどこかファンタジー的に捉えたネット上の冗談が発祥ですが、このミームを公式側が面白がって積極的に取り入れているのが特徴です。
たとえば、第2シーズンの放送直前に公開された特番の公式ビジュアルでは、画面の左上から山本がひょっこりと顔を出しているカットが使われました。すでに退場しているキャラクターを「天使」のように配置する遊び心に、ファンからは笑い混じりの大反響が起こっています。
また、2025年6月に続編の制作が決定した際にも、迫田さん自身がXで「よぅ…乃木ぃ…忘れたのか…?愚鈍なモニター…山本だよ…」とポストしたことで大きな話題を集めました。
よぅ…乃木ぃ…
忘れたのか…?
愚鈍なモニター…山本だよ…。#VIVANT https://t.co/5WNaZ61hwl— 迫田孝也 (@Yaddeyo) June 10, 2025
これに対し、ネット上では「山本が蘇った」「実は生きているのではないか」といった期待を寄せる書き込みが溢れました。
公式や俳優本人が率先してファンと悪ノリを楽しんでいる姿勢が、このキャラクターの寿命を大きく引き延ばしているように思えます。
退場後も止まらない!スピンオフや生放送での大活躍
劇中ではもう登場しない山本ですが、迫田孝也さんとしての『VIVANT』関連での活躍は今まさにピークを迎えています。
『VIVANT 悪役会議室』というスピンオフ企画が特に話題を呼んでいます。
これは、乃木に葬られた悪役キャストたちが集まり、現在放送中の第2シーズンを視聴者と同じ目線でリアルタイムに考察する番組です。
迫田さんがリーダーを務め、ワニズ役の河内大和さんやゴビ役の馬場徹さんとともに、非常にハイテンションなトークを展開しています。
先日放送された本編第13話で、阿部寛さん演じる公安の野崎に裏切り疑惑が浮上した際には、「野崎も悪役側に来るのでは」と大興奮する様子が配信され、ファンを喜ばせました。
さらに、2026年8月14日からは朝の情報番組『THE TIME,』に3週連続で金曜日に生出演することが決定しており、朝から山本の強烈なキャラクターがテレビで見られると期待が高まっています。
すでに退場した身でありながら、これほど露出が多いのは異例中の異例と言えるかもしれません。
まとめ
一度は敵として非業の死を遂げた山本巧ですが、演じる迫田孝也さんの確かな演技力と、キャラクターを愛し続けるファンの熱量、そしてそれに応える公式のユーモアが合わさることで、唯一無二のポジションを築き上げました。
正直、悪役をこれほど愛らしい存在に昇華させるのは、簡単なことではないと思います。
本編で再び彼を見られる可能性は低いかもしれませんが、こうしたスピンオフやイベントを通じて、私たちは「Mr.VIVANT」としての彼の魅力をまだまだ楽しめそうです。
迫田さんの今後の活動からも、しばらく目が離せそうにありません。
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