ついに始まった大人気ドラマの第2シーズンですが、第1話(第11話)からすさまじい情報量に圧倒されてしまいました。
中でも、黒須が拉致されたゲルの鍵が「溶かされていた」という描写がどうしても頭から離れず、ネット上の考察やスパイの手口について色々と情報を集めてみました。
一見するとただのスタイリッシュな演出に見えますが、よくよく状況を整理していくと、制作者側が意図的に配置したと思われる「矛盾」が浮かび上がってきます。
この記事では、なぜあの場面で鍵が溶かされていたのか、そこから読み解ける今後のストーリーの鍵をいくつかの視点で整理してみました。
黒須のゲル襲撃で見えたロシアの手口とアジア系集団のねじれ
物語の冒頭、乃木は黒須が拉致されたゲルの入り口を見て、鍵を溶かすやり方は「ロシアの工作員がよく使う手口」だと指摘していました。
これだけを聞くと、背後にロシアの影があるように思えます。
しかし、実際に黒須を襲撃した5人組の実行犯は、中国語で会話をしており、見た目もアジア系という特徴がありました。
この「手口はロシア、実行犯は中国・アジア系」というねじれが、視聴者の間で最大の疑問として議論されています。
普通に考えれば、ロシアの組織がアジア系の工作員を雇ったとも解釈できますが、このドラマがそんな単純な構図で終わるとは思えません。
和田の拉致だけ手口が違うのはどうして?
今回の連続拉致事件では、拉致された別班メンバーによって手口が大きく異なっている点も気になります。
他の別班メンバーは病院の爆発や火災による混乱に乗じて連れ去られたのに対し、和田貢だけは偽の警備員に扮した人物が看護師を襲って連れ去るという、かなり直接的で個別なやり方でした。
そして、黒須にいたってはゲルに直接侵入し、わざわざ鍵を溶かして拉致されています。
同じ組織による一斉行動にしては、それぞれの場所で手口がバラバラすぎると感じます。
もしかすると、拉致を実行したグループは一つではなく、複数の異なる組織が裏で結託しているか、あるいは何らかの役割分担があるのかもしれません。
物理的に可能なの?鍵を溶かす開錠技術の現実的なウソとホント
劇中で描かれた「鍵を溶かして静かに数分で開錠する」という技術について、現実の科学や防犯技術の観点から調べてみました。
結論から言うと、これは現実の物理法則ではかなり難しい「ドラマならではの演出」のようです。
住宅やゲルの鍵に使われる金属(真鍮や洋白など)を溶かすには、ガスバーナーなどで数百度から千度以上の高熱をかける必要がありますが、それだと静かに侵入することはできません。
別班なら普通に気づくかと(笑)
また、強力な化学薬品(王水など)を使って金属を腐食させる方法もありますが、これには数時間から数日単位の長い時間がかかってしまうらしいです。
スパイ映画のように、液体をかけるだけで数秒で鍵穴がドロドロに溶けて無音で開くというのは、現実的にはほぼ不可能のようです。
個人的には、科学的なリアリティよりも「怪しい痕跡をあえて分かりやすく残すため」の映像表現だったのかなと思っています。
あえて痕跡を残した偽装工作というスパイ映画さながらのシナリオ
現実には不可能な手口を、なぜあえて分かりやすく残したのでしょうか。
ここで浮上するのが、他国や別の組織に罪をなすりつける「偽旗作戦(フェイク)」の可能性です。
実行犯である中国・アジア系のグループは、自分たちの正体を隠すために、わざわざ「ロシアの諜報員が使うことで有名な手法」を模倣したのかもしれません。
そうすることで、別班や日本の公安の目をロシア方面に向けさせ、捜査を混乱させる意図があったと考えられます。
あえて不自然な痕跡を残して追跡者をミスリードさせる手法は、スパイの世界では定番です。
私たちの目をも欺くための二重、三重のトラップなのかもしれません。
黒須の拉致そのものが自作自演という大胆な仮説
ネット上の熱心なファンの間では、さらに踏み込んだ驚くべき考察も囁かれています。
それは、黒須の拉致そのものが「自作自演」なのではないかという説です。
黒須は非常に優秀な別班員であり、乃木がゲルに設置していた監視カメラの存在にも気づいていたはずです。
それにもかかわらず、なぜあのようにあっさりと拉致されてしまったのでしょうか。
しかも、格闘の末に麻酔銃で撃たれた際、防弾仕様の帯に当たっていたため、実際には薬が注入されておらず、拉致されたフリをしているだけではないかという鋭い指摘もあります。
もしこれが事実であれば、乃木やFが何らかの目的で黒須を意図的に「拉致される側」に送り込んだことになります。
事件の全容を暴くための、別班側の仕掛けた罠というシナリオも十分にあり得そうです。
黒須の凄さについてはこちら
逃亡した新庄や新たな組織との結びつき
第1話では、AI「ハヤト」の解析によって、別班の情報を流した人物が95%の確率で新庄であると弾き出されました。
新庄はかつてテントのモニターであり、逃亡したのちにさらなる勢力と繋がっている可能性が極めて高いです。
ロシアの息がかかった武装組織や、アゼルバイジャン周辺で動いている謎の5人組など、新庄をハブにして様々な糸が繋がっていく予感がします。
正直、情報が多すぎて頭が混乱してしまいますが、この複雑怪奇なパズルこそが本作の最大の魅力です。
散りばめられたピースがどのように繋がっていくのか、今後の展開をじっくりと見守りたいと思います。
謎が深まるスパイの思惑と今後の見どころ
第2シーズンの幕開けを飾った「鍵を溶かす」という謎の手口は、単なる侵入方法の描写ではなく、組織間の騙し合いや国境を越えた巨大な陰謀を示す大きな道標となっていました。
ロシアを指し示す手口と、実際に動いていたアジア系集団の矛盾。
引いてはメンバーごとに異なる不自然な拉致のやり方は、これから乃木たちが立ち向かう新たな敵の輪郭を少しずつ描き出しています。
今後は、アゼルバイジャンやキプロスといった地名がどう繋がってくるのか、そして行方をくらました新庄の動向が物語の鍵を握ることになりそうです。
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